砂防

砂防が目指すこと(白木宏二朗)

プロフィール

白木 宏二朗 (平成29年度入省)
熊本県阿蘇地域振興局土木部 工務第一課技師(R2.3.6時点)

いつまでも被災地と呼ばせないために

 平成28年に熊本地震が発生してから今年で4年目となりますが、本県では復旧・復興に係る工事が未だに完了していない箇所もいくつか存在します。私が担当している工事もその一つで、限られた現場条件で施工業者と綿密に打合せを行いながら、可能な限り迅速な復旧・復興を目指して施工を進めています。
 地元住民と話をする際にも、雨が降ると山が崩れるのではないかと不安を漏らす方も多いです。すべての方が安心して暮らすことのできる地域を創造するためにも、今後も早急な整備を推し進めていきます。

 

地域に寄り添った公共事業を

 私は、近年の頻発する土砂災害に対して、犠牲者を発生させない国にしたいという漠然とした目標の中、国土交通省に入省しました。しかし、熊本での被災状況を実際に見て、砂防が地域に直結していることを実感するとともに、それまで他人事のような感覚でいたのが、一気に現実のものになる感覚を味わいました。
 誰にだって大切なものがあり、それを守るために自分の技能を生かすとこができる。漠然としていた目標が、最近では明確になってきました。地域をより安全に暮らせるよう邁進する日々を皆さんも味わってみませんか?

  

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