砂防

砂防が目指すこと(山田拓)

プロフィール

山田 拓(平成25年入省)
近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所 調査課長(R2.3.6時点)

紀伊半島での災害復旧

 平成23年9月、紀伊半島では台風第12号の影響により大規模な土砂災害が多数発生し、天然ダムも形成されました。以来、緊急対策工事が実施されてきましたが、今後は将来起こりうる土砂災害に備えて施設配置計画の検討が必要な段階となっています。業務では、地元の地域性の理解、研究者との連携、市町村からの情報収集など幅広い分野の方との提携が必要となります。  
 さらに、紀伊山系砂防事務所は深層崩壊という土砂災害の中でも発生傾向の推定が特に困難なものを手がけているため、地下水位の計測など様々な研究が行われており、それらの知見を集積および発信しています。

 

  

日本の未来を考える仕事

 愛知県庁に出向している間は工事監督や土砂災害警戒区域指定の説明会実施に関わり、住民や現場の目線に立って事業を進めていく重要性を学びながら、今後の土砂災害対策の方向性を考える機会を得ました。
 気象庁では土砂災害警戒情報の発表のあり方について考えました。海外からの研修生への講義や政府広報への出演も行い、受け手目線に立った分かりやすい説明の仕方を考えるきっかけとなっています。どの部署でも日本の未来を考えることにつながるやりがいのある仕事をすることができています。皆様も是非、将来の選択肢に加えてみてください! 

  

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