

建設省道政発第三三号の二・道交発第一五号の二・道有発第一七号・道高発第三〇号
平成三年三月二五日
道路局路政課長・道路局道路交通管理課長・道路局有料道路課長・道路局高速国道課長通知
供用中の道路上の工事に伴う安全確保について
去る三月一四日、広島新交通システムの工事中の橋桁落下により通行中の車両乗車中の方を含め多数の死傷者を生じるという事故が発生した。
その原因については、現在調査中であるが、現段階においては、事故が主桁を単体で上下方向に移動させる作業中に生じたことが判明している。
供用中の道路上の工事については、従来から常に安全に留意し、災害の防止に努めてこられたところであるが、今回の事故による被害の重大性にかんがみ、同種工事の事故の再発を防ぐため、事故の原因が明らかにされ、これを踏まえた措置が講じられるまでの間、より一層の安全確保を図るため当面左記によられたい。
なお、この趣旨については、警察庁に対して通知済みであるので申し添える。
1 供用中の道路上の工事については、道路交通に対する安全に十分留意し安全対策について事業施行者を指導する等必要な措置を講じること。
2 特に、供用中の道路の上空における橋梁架設工事において、主桁を単体で上下方向に移動させる場合には、関係機関と協議し、その作業時間内は影響範囲について、通行規制を行うこと。
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