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平成13年度観光の状況に関する年次報告

平成13年度の観光をめぐるトピックス

航空機を利用した旅行需要の回復への取組み ~米国同時多発テロ事件の影響により平成13年の日本人海外旅行者数は大きく減少。日米間の観光交流の促進を通じ航空機を利用した旅行需要の回復,喚起に取組み~


平成13年の日本人海外旅行者数は,米国同時多発テロ事件が発生した9月以降大幅に減少し,1,622万人(対前年比9%減少)と3年ぶりにマイナス成長を記録した。
テロ事件後,海外旅行の需要が落ちこみ,特に米国本土への旅行需要の回復が他地域より遅れている。このため,米国商務長官から国土交通大臣に米国への訪問を要請する書簡が送られ,更に14年2月に来日したブッシュ大統領と小泉首相との間において旅行の安全性信頼への回復,日米両国間の観光交流の一層の促進に関し意見の一致を見たことを受けて,3月に米国へ官民合同観光ハイレベルミッションを派遣し,またハワイに1,000人を超える官民合同使節団が訪問し,交流行事を行った(ビジット・ハワイ 1000)。
また,4月には商務長官が来日,国土交通大臣と協議し,小泉首相とベーカー駐日米国大使の立会いの下に,相互の観光交流拡大に関する日米間の了解覚書(MOU)に署名を行った。
更に,5月にはニューヨークに一般旅行者を中心とした1,000人規模の官民合同使節団を派遣することとする(ビジット・ニューヨーク 1000)。
これらの様々な取組みと,航空保安の強化により航空機を利用した国内,国際の旅行需要の喚起を図る。

官民合同観光ハイレベルミッション(NY)




ビジット・ハワイ1000




観光交流拡大に関する日米間の了解覚書(MOU)署名



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