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平成13年度観光の状況に関する年次報告

平成13年度の観光をめぐるトピックス

ワールドカップサッカー大会を契機とした国際観光の振興


平成14年5月末からのワールドカップサッカー大会は,我が国の文化伝統や豊かな観光資源を全世界に紹介し,海外からの旅行者の増大とこれを通じた地域の活性化を図っていくまたとないチャンスであることから,関係省庁が一体となって文化観光情報等の提供,海外における日本理解,訪日促進のための広報宣伝に取り組んでいる。
文化観光情報等に関しては,日本及び開催10都市の情報を多様な媒体によって提供している。また,多彩な観光魅力を映像で紹介し,国土交通大臣が日本への訪問を呼びかける「訪日促進ビデオ」を制作し,大会開催前から国際線の機内及び各地の空港ビルで放映する。
開催期間中は多数の外国人旅行者が我が国を訪問,滞在することから,安全かつ円滑な輸送力の確保のため需要予測,航空輸送力の増強,関連インフラの整備やアクセス情報の提供を実施する。期間中は,関係事業者の協力を得て,陸・海・空のあらゆる分野において特別割引運賃,優待を導入すると同時に,旅行客の移動の円滑化,各種支払いに係る利便性の向上のため,「多機能ICカードプロジェクト」を実施する。また成田空港においては,高速無線LAN環境の整備により空港の利便性を向上させる。
観光情報の入手の容易化や言語トラブルの解消を図るため,インターネット電子掲示板を開設してボランティアによる回答を行うとともに,言語トラブルの解消をするための「ジャパン・トラベル・サポート」を実施する。
これらの施策を通じて,我が国の観光魅力の宣伝と受け入れ体制の向上を推進し,訪日外国人旅行者の拡大を図る。

開催10都市のCD-ROM,観光パンフレット




国際観光振興会のW杯ホームページ




ボランティアガイドによるHPでの情報提供




多機能ICカードの実証実験




e-エアポート




ジャパントラベルサポート




訪日促進ビデオ



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