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平成13年度観光の状況に関する年次報告

第3章 国際観光振興の施策

第4節 ●日中韓交流の促進

3 中国国民訪日団体観光の進展


12年9月13日の第一陣来日以来実績を重ねてきた中国国民の訪日団体観光旅行の来訪者は,13年8月に1万人を超え,14年3月31日現在,1,229団体,23,516名となっている。
訪日団体観光ビザは,北京市,上海市,広東省在住者を対象とし,団体観光取扱契約を結んだ日中双方の指定旅行会社が取り扱う5人以上40人までの団体参加者に対して,在北京日本大使館で発給されるものである。
この間,13年9月には日中領事当局間協議において,訪日団体観光の評価が行われ,約2週間を要しているビザ審査機関の短縮と在上海総領事館でのビザ発給の方向が示された。このうち,ビザの審査期間短縮については,14年1月から,構成人員10名以上の団体に対し,申請の翌日から5作業日目の発給が行われている。
一方,訪日団体参加者の中から79名が行方不明となっており,今後の訪日観光の発展に向けて,不法滞在者対策について日中双方が緊密に連携していく必要がある。

表3-4-1 発地域別来訪団体・参加者数(帰国報告ベース)



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