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平成13年度観光の状況に関する年次報告

第4章 国内観光振興の施策

第1節 ●観光地の魅力の向上

2 観光地の環境づくり



  (1) 観光地の景観づくり

ゆとりとうるおいのある観光地づくりの一助とすることを目的として,景観の形成を推進している。

(1) 観光地の景観づくり




  (2) 交通マネジメント

地域づくりや渋滞対策など道路に関する新しい施策について,場所と期間を限定して試行(実験)し,地域の方々に参加頂きながら,施策を本格導入するか否かの判断材料を得るため,平成13年度は岐阜県白川村において世界遺産白川郷の保存を念頭においた観光自動車の進入制限とパークアンドバスライド等の渋滞緩和効果の検証や,奈良県飛鳥地域において観光地における歩行者・自転車支援ITS(高度道路交通システム)による経路案内手法の検証等の社会実験を14地域で実施した。
福島県会津若松市において,観光客の市内観光前のバス利用,渋滞緩和を図るため市営駐車場を利用したパークアンドバスライド及びレンタサイクル,バス事業者による市内主要観光地を回遊する周遊バスの運行や,大分県日出町において,テーマパーク周辺における公共交通機関の利用,渋滞緩和を図るため,町によるマイカー自粛呼びかけを実施した上で,鉄道事業者及びテーマパークが共同して入園料割引と鉄道割引等を組み合わせて販売,バス事業者による駅から列車到着時刻に合わせた接続バスの運行等の実証実験を実施した。

  (3) 案内標識の整備・改善

観光地に観光客を円滑に誘導する案内標識の整備については,観光施設の設置者,観光地に係る地方公共団体,道路交通の安全・円滑を図る道路管理者など複数の関係機関等が整備を進めてきている。
このため,案内標識の効率的な整備をするためには,これらの関係機関等が十分な調整を行い,それぞれの案内標識の整合性を図りつつ,総合的に整備を推進する必要がある。
平成13年度は,3箇所の観光地を事例として関係機関等で案内標識の課題を整理し,整備改善の方向について検討を行った。

  (4) 高齢者・障害者等の円滑な移動の確保

高齢者,障害者等が観光するのに際して公共交通機関や歩行空間,水辺空間,施設を安心して移動できるような環境整備を推進している。
1)施設の整備

1) 施設の整備



2)運賃等の割引等

2) 運賃等の割引等



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