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平成13年度観光の状況に関する年次報告

第4章 国内観光振興の施策

第1節 ●観光地の魅力の向上

6 情報提供



  (1) 道の駅における情報提供

活力ある地域づくりや地域連携が促進されるよう地方公共団体等と一体となって休憩・情報発信・地域の連係機能を持つ「道の駅」の整備を推進することにより,利用者のニーズを踏まえ,端末情報やパンフレット等により道路,観光,医療情報等地域に応じた情報提供を行い,「道の駅」の高度化を進めた。

道の駅 とみうら(一般国道127号千葉県富浦町)




  (2) 駐車場案内システムの整備

都市中心部において,駐車待ち車両やうろつき交通を排除し道路交通の円滑化を図るとともに,市街地の活性化や観光客など地理不案内な来街者の利便性向上を目指して,駐車場の満空情報を提供する駐車場案内システムの整備を推進した。
  COLUMN  

■ マルチユース観光情報提供システム

インターネットに代表されるIT技術の進展は著しいものがあり,観光情報の提供手段についても,大きな変化が訪れている。従来の情報提供手段である紙媒体に加えてインターネットホームページによる情報提供が普及している中,今度はカーナビゲーションシステムや携帯電話情報サービス等マルチチャンネルによる提供へと移行し,近い将来これらが主流になると予想される。これらの状況を踏まえ,旅行者のニーズの多様化への対応,潜在的な需要の創出を図る観点から,北海道をモデル地域として,携帯端末を含めた複数の情報端末(カーナビ,携帯電話,PDA等)に標準化された方式に基づき観光情報をリアルタイムに提供する新たなシステムの実証実験を行った。

携帯情報端末による観光情報の提供



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