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平成14年度において講じようとする観光政策

第4章 自然・文化遺産の保全

第1節 ●自然環境の保全

3 河川・湖沼・山地流域の保全



  (1) 水環境の保全

「水質汚濁防止法」に基づく排水規制を行う。また,環境基準の確保が特に緊要な10指定湖沼については,「湖沼水質保全特別措置法」等に基づき富栄養化対策等を含む総合的な対策を推進する。
また,生活排水について,下水道の整備等の対策を推進するとともに,高度処理を推進する。合流式下水道については平成14年度に創設される合流式下水道緊急改善事業等によりその改善を図る。さらに,地域住民に親しまれる水辺環境を再生するため,水路の修復や環境再生施設の整備,その周辺の遊歩道の整備や植栽等を行うとともに,水生植物等の生態系を活用した水質浄化施設の整備を推進する。加えて,枯渇又は水量が減少している湧水,井戸の復活,再生,地下水を中心とした水循環回復に向けての取組みを進める。

  (2) 浄化対策

たい積した底泥の浚渫や浄化用水の導入などを実施する。
また,緊急に水環境の改善を図る必要のある河川等においては,河川事業,下水道事業を重点的に実施する「清流ルネッサンスII」を実施する。

  (3) 山地流域の保全

山地流域の個々の特色をいかした,崩壊地に植生を回復させる山腹工,砂防樹林帯等の周辺環境に配慮した砂防事業を実施する。
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