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平成14年度において講じようとする観光政策

第4章 自然・文化遺産の保全

第1節 ●自然環境の保全

7 野生生物の保護等


「生物多様性国家戦略」に基づき,生物多様性に関する情報の的確な把握と研究の充実を図るとともに,前述した自然公園等の保護地域やその他の生態系及び自然生息地等を適切に保全する。また,野生動植物の保護管理の充実を図るため,次の措置を講じる。
1) 特に渡り鳥の重要な渡来地を中心に国設鳥獣保護区の新規設定に努める。また,絶滅のおそれのある野生動植物について,捕獲,譲渡等の規制を行うとともに,その生息地等の保護,保護増殖事業を実施する。
2) 国設鳥獣保護区において,人と野生鳥獣との共生を図るため,人の利用の適正な誘導,野生鳥獣の生態等に関する普及啓発,鳥獣の生息に適した環境の保全・整備等を推進するほか,保護管理方針を示すマスタープランの策定を進めることにより管理の充実に努める。
3) 野生生物保護に関する国際協力の推進等
東アジアにおける渡り鳥及び湿地の保護,日米,日豪,日中,日ロ及び日韓間における渡り鳥等の保護などに関する国際協力の一層の強化を推進する。
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