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平成14年度観光の状況に関する年次報告

第3章 外国人旅行者訪日促進施策

第5節 世界の国々との観光交流強化の取組み

3 中国国民訪日団体観光の進展


中国国民訪日団体観光旅行は,平成12年6月の日中合意に基づき,同年9月から開始された。訪日団体観光ビザは,北京市,上海市,広東省在住者を対象とし,団体観光取扱契約を結んだ日中双方の指定旅行会社が取り扱う5人以上概ね40人までの団体観光旅行参加者に対して発給されるものである。指定旅行会社は,当初,日本側63社,中国側21社であったが,15年2月,日本側指定旅行会社の追加指定を行った結果,日中双方の指定旅行会社数は,日本側77社,中国側21社となっている。
また,当初は,ビザの発給は北京の在中国日本国大使館でのみ実施されてきたが,15年2月から,在上海日本国総領事館での発給が開始された。
これまでに日本を訪れた団体観光客は,2002年末現在で2,527団体,51,305名となっている。一方,訪日団体観光旅行参加者の中から,同日現在まで累計で約200名が行方不明となっており,今後の訪日団体観光旅行が健全に発展していくためには,失踪者対策等について,日本側関係省庁及び日中両国政府が連携してその対策に取り組む必要がある。

表3-5-1 中国からの発地域別来訪団体・参加者数(帰国報告ベース)



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