平成14年度観光の状況に関する年次報告
第4章 国民の観光旅行促進施策
第2節 休暇取得の促進
1 休暇取得の動向
労働時間は昭和63年以降のトレンドとしては大幅に減少しているが,近年は横ばい傾向にあり,平成14年における労働者1人平均年間総実労働時間は1,837時間(うち所定内労働時間1,700時間)となった(事業所規模30人以上の企業。以下,この項同じ)(図4-2-1)。
図4-2-1 労働者1人平均年間総労働時間の推移
平成14年の週休二日制の普及状況を見ると,何らかの形態の週休二日制の適用を受ける労働者の割合は94.0%,完全週休二日制の適用を受ける労働者の割合は56.5%となっている(図4-2-2)。
図4-2-2 週休二日制の普及率
平成13年1年間における労働者1人平均の年次有給休暇の付与日数は18.1日,そのうち労働者が取得した日数は8.8日で,取得率は48.4%となっている(表4-2-3)。
表4-2-3 労働者1人平均年次有給休暇の付与日数,取得日数及び取得率(平成13年)
休日・休暇を国際比較すると,我が国は祝日は多いが有給休暇の取得が諸外国に比べて極めて少ない状況にある(表4-2-4)。
表4-2-4 休日と労働時間の国際比較
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