平成16年度 観光の状況に関する年次報告
第2章 観光の現状
第3節 世界における観光の動向
1 世界における国際観光の状況
世界観光機関(WTO)によると、平成15年に各国が受け入れた外国人旅行者総数は6億9,073万人(対前年比2.7%増)、各国旅行収入総計は5,232億ドル(対前年比8.9%増)となり、旅行者総数は微減したが、旅行収入は増加した(表2-3-1)。
また、平成14年の外国人旅行者の受入数と旅行収入の地域別構成をみると、ヨーロッパが人数で約56%、収入で約50%、日本を含む東アジア・太平洋地域がそれぞれ19%、20%、アメリカ地域がそれぞれ17%、23%である。東アジア・太平洋地域は、世界的にみるとシェアはまだ大きいとは言えないが、昨年と比較すると人数で17%から19%に、旅行収入で18%から20%に上昇しており、また、平成14年は受入数が初めてアメリカを上回るなど、国際旅行の到着地としての地位を着実に高めていることがわかる(表2-3-2)。
表2-3-1 世界の国際観光旅行者総数と国際旅行収入
表2-3-2 地域別外国人観光客受入数及び国際旅行収入の推移
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