平成16年度 観光の状況に関する年次報告
第2章 観光の現状
第3節 世界における観光の動向
2 アジア地域で期待される海外旅行者の増大
世界観光機関(WTO)は、平成12年、東アジア・太平洋地域の国際観光客到着数は平成12年から平成22年の間に年平均7.7%という大きな伸びを示して平成22年には1億9,500万人に達するという推計を発表した。ちなみに、欧州は、平成22年には5億2,700万人に達し、年平均伸び率3.0%で、米国は、年平均伸び率3.9%で1億9,000万人に達すると推計している(図2-3-3)。
このように、日本を含む東アジア・太平洋地域は、欧州と比べると実数ではまだ少ないが、これから急成長が期待される到着地ととらえられており、我が国にとっては、国際観光交流増進のチャンスとみることができる。
図2-3-3 拡大する東アジア・太平洋地域の国際観光市場
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