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平成16年度 観光の状況に関する年次報告

第3章 訪日促進を中心とする国際観光交流促進施策

第3節 外国人旅行者の受入体制の整備

1 訪日外国人旅行環境整備事業



  (1) 観光案内所人材育成事業

平成16年度より、訪日外国人旅行環境整備事業として、外国人旅行者の一人歩きを容易にするために、観光案内所において多言語での対応が可能な人材を育成するため、訪日外国人旅行者のニーズ、簡単な外国語の会話等を取り入れた訪日外国人対応マニュアルを作成し、全国各地において観光案内所関係者を中心とした外客受入れ等に関する研修を実施した。

  (2) 観光活性化標識ガイドラインの作成

内閣総理大臣主宰の「観光立国懇談会」において、観光立国の推進にあたっての基本的な考えが「観光立国懇談会報告書」として取りまとめられているが、その中でも「今日の日本の観光インフラは、外国人にとって決して親切に設計されているとはいい難い。日本の街は、外国人が一人歩きしにくい状況にある」などの指摘がなされているように、日本人、外国人を問わず、訪問先の地理に不案内な観光客が目的地まで安心して一人歩きできる環境を整えていくことが、観光立国を推進していく上で重要な施策の一つとなっている。
これらを受け、道路、河川、公園、交通機関、観光施設、自然公園施設などに設置されている案内標識に関して、情報の掲載基準、外国語表記方法等のルール化が望ましい事項について、ガイドラインとして取りまとめることとした。
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