前(節)へ   次(節)へ
平成16年度 観光の状況に関する年次報告

第3章 訪日促進を中心とする国際観光交流促進施策

第5節 地方公共団体や民間における国際交流の拡大

1 地方公共団体の姉妹都市交流


現在、地方公共団体においては、世界61か国の都市と1,524件の姉妹都市提携をし、学校関係や文化・スポーツ関係の交流をはじめとして、年間3,500件を超える活発な交流活動が行われている。国別では、中国(1,126件)、アメリカ(843件)、韓国(398件)等が多い(平成16年11月1日現在)。
  COLUMN 8 姉妹都市交流を活用して観光振興に積極的に取り組む都市の事例  

(1)福岡市-韓国・釜山市
・古くから経済的結びつきが強い釜山広域市との間で、官民連携で相互訪問、文化交流、産業交流など、多方面の交流を実施。平成15年は計1,500名を相互派遣。
・観光についても、共同で観光ガイドブックを作成するなど、連携事業を推進。
・平成16年にはビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として、上海市とも連携し、日中韓三国交流市民クルーズ「三都航路」事業を実施。
(2)大分県直入町-ドイツ・バードクロチンゲン市
・「観光カリスマ」首藤勝次氏の活躍もあり、町内の炭酸泉を生かして、温泉治療の先進地ドイツとの国際交流を軸に観光地として急成長。
・積極的な相互訪問により、これまでに町民3,000名の10%が訪独。また、バードクロチンゲン市から毎年30~40名が訪日。
・バードクロチンゲン産ワインを特産品として町内限定販売。町内のワイン売り上げは年間約300本から約12,000本に急増。

福岡・釜山共同観光ガイドブック



前(節)へ   次(節)へ
All Rights Reserved, Copyright (C) 2003, Ministry of Land, Infrastructure and Transport