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平成17年度観光政策

第3章 観光交流空間の形成に向けた取組

第3節 文化遺産の保存と観光への活用

3 文化財・歴史的風土・文化遺産の観光への活用



  (1) 文化遺産の観光への活用

歴史的な町並みや農村等の集落のうち、伝統的な景観をよくとどめている地区については、保存対策調査を促進する。
重要伝統的建造物群保存地区の選定を積極的に進め、保存事業の継続・発展を目指す。
以上の事業を推進しながら、歴史的集落・町並みを保存整備し、保存地区の活性化を図る。
また、地域の歴史的・文化的シンボルとなっている史跡等の整備を推進する。
世界遺産については、引き続き案内板や説明板の設置等、訪れた観光客に世界遺産をわかりやすく伝えるための整備を推進するとともに、暫定リストに記載されている4件(「古都鎌倉の寺院・神社ほか」(神奈川県)、「彦根城」(滋賀県)、「平泉の文化遺産」(岩手県)、「石見銀山遺跡」(島根県))のうち、登録の準備の整ったものから、順次推薦していく。
歴史的価値を有する砂防施設、歴史的港湾施設、「歴史国道」の整備・活用等を図る。また瀬戸内海の歴史を軸としたネットワークづくり「瀬戸内・海の路事業」を実施する。

  (2) 地域伝統芸能等の観光への活用

地域伝統芸能等を活用し、地域の特色を生かした観光の振興を図るため、平成17年10月14日から3日間にわたり山形県酒田市、鶴岡市、余目町において開催される「第13回地域伝統芸能全国フェスティバル」について後援を行う。
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