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平成17年度観光政策

第5章 交通機関等の利便の向上に向けた取組

第1節 旅客輸送機関等による観光の利便向上

2 自動車による観光の利便向上



  (1) バス・タクシー

バス事業においては観光都市における景観にマッチした機能的なバス停の整備・導入及び、国立公園等の観光地への低公害バス導入などに対し支援を行い、また観光推奨バス路線の実証実験を引き続き実施し、バスの利便性向上を図り快適な観光交流空間づくりを促進する。
タクシー事業においても、時間制運賃や観光ルート別運賃の設定等を支援していく。

  (2) 道路

主要な幹線道路の交差点及び交差点付近においてルート番号等を用いた案内標識の設置を推進するとともに、歩行者系の地図を活用した多言語表記の実施などにより、わかりやすい道路案内標識を整備し、地理に不案内な訪問者や外国人観光客が迷うことなく目的地に到着できるように努める。
道路交通情報通信システム(VICS)については、情報内容の改善や充実などサービスの向上を図るとともに、3メディア対応型VICS車載機の導入等を推進する。
ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)を活用した多様で弾力的な料金施策や、スマートIC(ETC専用IC)を活用した追加IC整備の促進を図る。
地方道においては、地方道路整備臨時交付金を活用して「観光」の発展を目標とする事業を引き続き支援するとともに、平成17年度には、自治体の裁量を高める国庫補助負担金・地方道路整備臨時交付金制度の改革を実施することにより、地域の自主性と創意工夫を活かした観光施策の推進を図る。
地域の観光振興に重要な役割を果たしている一般自動車道については、民間事業者としての創意工夫を生かして事業の活性化が図られるよう適切に支援する。
安全な歩行空間の整備を推進するほか、TDM施策を推進し、交通の円滑化を進める。
さらに、駐車需要が集中する地区において、駐車場案内システム、駐車誘導システムの整備を推進する。
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