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平成19年度観光施策

 第2章 観光産業の国際競争力の強化及び観光の振興に寄与する人材の育成

 第2節 観光の振興に寄与する人材の育成

 2 観光事業に従事する者の知識及び能力の向上



   (1) 観光を担う人材育成への取組

1)旅行業における人材育成の促進
旅行の魅力向上に大きな役割を果たすツアー・コンダクターの意欲の向上等を図るため、(社)日本添乗サービス協会による表彰制度(ツアー・コンダクター・オブ・ザ・イヤー)の実施を支援する。
2)観光カリスマ塾の実施
次世代の地域の観光振興を担う人材育成を図るため、引き続き「観光カリスマ塾」を開催する。
3)観光経営人材の育成
観光プランニングに必要な経営技術とサービス実務双方に精通した専門人材として、事業経営人材と地域経営人材の2つの人材の育成に向け、「観光・集客交流経営人材育成事業」として、それぞれの人材ごとに、育成に必要な教育プログラムの開発・改善を実施する。

   (2) 訪日外国人旅行環境整備事業の実施

1)観光関係従事者の人材育成等
観光関係従事者等の訪日外国人旅行者への対応レベルの向上を図るための研修等を実施する。
2)観光事業従事者の技能評価手法に関する調査事業の実施
観光分野における国際競争力の強化のためには、旅行者とのつながりが深い観光事業従事者の魅力を増進させることが必要であるが、一部の職種を除き、個々の観光事業従事者の技能水準を客観的に判定することが困難となっている。
こうしたことから、多様化する訪日外国人旅行者のニーズへの対応と観光事業従事者の意欲の向上を図るため、観光事業従事者が必要とする技能を調査・分析し、評価手法の確立に向けた検討を行う(図2-2-1)。

図2-2-1 観光事業従事者の技能評価手法の検討



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