我が国の農林水産物・食品の輸出促進対策として、平成21年度には、日本食・日本食材等の海外への情報発信に積極的に取り組んだ。具体的には、1)在外公館等で開催するレセプションにおいて、高品質な日本食・日本食材等を提供し、その魅力を伝える「WASHOKU-Try Japan's Good Food」事業、2)海外に在住し日本食・日本食材等の海外での紹介・普及等に多大に貢献してきた功労者に対して表彰を行う「日本食海外普及功労者表彰事業」、3)海外の百貨店・スーパー等において日本食材等を展示紹介するPRイベントの企画運営、4)海外の大規模国際食品見本市等への日本パビリオンの出展の企画運営、5)新興市場における日本食品のアンテナショップの企画運営、6)海外のニュースメディアでの日本食材のCM放送及び輸出先国メディアの国内農水産品産地への招へい等を行った。
また、日本食のショールームである海外日本食レストランの信頼度を高め、我が国の農林水産物・食品の輸出促進を図る取組を実施した。平成21年度はローマ・ミラノ、パリ、香港、シドニー、トロント、サンフランシスコ、北京に日本食レストラン関係者のネットワークを新たに作るとともに、平成20年度に設立された地域を含め、それぞれの国・地域において、日本食・日本食材等に関する情報を発信する普及啓発活動や料理人の調理技術・衛生知識の向上を目指す教育研修活動を実施した。また、全米レストラン協会主催の全米レストラン協会展(NRAショー(シカゴ))において、日本食の特徴である「うま味」を紹介するブースを出展した。