第II部 平成22年度の観光の状況及び施策
第3章 観光産業の国際競争力の強化及び観光の振興に寄与する人材の育成
第2節 観光の振興に寄与する人材の育成
2 魅力ある観光地域づくりを担う人材の育成
各地域の自律的かつ持続可能な観光地域づくり人材育成の取組を促進するため、地域の人材育成の指針となるガイドラインの策定に向けて、「観光地域づくり人材育成ガイドライン案」に即した研修を実施した。
また、「観光カリスマ」を講師として迎え、その成功手法の伝授、活動の現場体験、受講生によるワークショップ等をセミナー形式で集中的に行い、次世代の地域の観光振興を担う人材育成を目指す「観光カリスマ塾」を9地域で開催した。
さらに、平成22年5月に「観光地域づくり人材シンポジウム」を開催し、観光地域づくり人材育成の先進的な取組事例の紹介等を行い、自治体・観光協会、観光関連団体、民間企業等から271名が参加した。
「観光地域づくり人材シンポジウム」(平成22年5月21日:全日通霞ヶ関ビル)
「観光立国推進基本計画」における、平成23年度までに「ボランティアガイド」の数を47,000人とする目標に対し、ボランティアガイドの数は平成21年度よりも約1,700人増加し、42,560人になっており、ボランティアガイド組織は全国で1,713団体となっている(平成23年3月現在)(図II-3-2-1)。
図II-3-2-1 ボランティアガイドの推移
ガイド技術の向上、ガイド相互の情報交換の場として(社)日本観光協会(現(社)日本観光振興協会)が「地域紹介・観光ボランティアガイド全国大会」を開催しており、平成22年度は、11月17日から18日に群馬県渋川市で開催された。
地域における様々な課題解決において、男女共同参画の視点を取り入れ、多様な主体の連携・協働による実践的・主体的な活動を支援するため、先進事例の調査研究、人材育成プログラムの開発、アドバイザー派遣等を行った。
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