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第II部 平成24年度に講じた施策(平成24年度施策)

第8章 観光旅行の促進のための環境の整備

第1節 観光旅行の容易化及び円滑化

3 観光の意義に対する国民の理解の増進



  (1) 団塊の世代や若者の旅行の促進、ゼロ回層対策の強化等

 近年、旅行離れに関する様々な指摘が行われているが、将来的な旅行市場の維持はもとより、旅を通じて若者に良い旅行体験をしてもらう観点から、平成22年から産学官の関係者で構成する「若者旅行振興研究会」を計7回開催した。若者の旅行振興に向け検討を行い、観光関係業界や地域関係者向けに、若者が旅行をしたいと思わせる方法等をまとめた提言を平成24年6月に発表した。
【提言「若者旅行振興に向けた今後の取組について」より抜粋】
・3名以上の旅行参加による特典を打ち出す。
・若者を惹きつける明確なテーマを設定する。
・旅行とは違う他業種からのHPより旅行商品を誘引し、新たなニーズを開拓する。 等
 また、「今しかできない旅がある」をキャッチフレーズに「若者旅行を応援する観光庁長官賞」を新たに設け、若者の旅行振興に寄与した取組や仕掛けを講じている地方公共団体、NPO、企業、個人等の取組を表彰するため、平成24年12月から2月にかけて募集した。

若者旅行振興「若旅」ロゴマーク



  (2) 国民全体の理解の増進


  1) JATA国際観光フォーラム・旅博2012

 平成24年9月20日~23日の4日間にわたって東京ビッグサイトにおいてJATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会が開催した「JATA世界旅行博2012」には、世界156の国や地域から1093ブースの出展があり、12万人を超える来場者が訪れた。

  2) 観光関係の功労者の表彰

 国際競争力の高い魅力ある観光地づくり、外国人旅行者に対する日本の魅力の発信等、観光の振興、発展に貢献した個人・団体を表彰する「観光庁長官表彰」を平成21年度より新たに創設し、これまでに34の個人・団体に授与した(図II-8-1-1)。

図II-8-1-1 第4回観光庁長官表彰受賞者名簿(敬称略)


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