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2008/12/4 第54号
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◆国土交通セミナー
○より安全な自動車のために ~自動車アセスメント~
皆様も、自動車のテレビCMなどで「自動車アセスメントで6つ星を獲
得!」というような言葉を聴いたことはないでしょうか。
国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構機構(NASVA)では、市販
されている自動車の安全性能に関する比較試験を行い、その結果を「自動
車アセスメント」として公表しています。これは、ユーザーの方々が安全
な車を選びやすい環境を提供するとともに、自動車メーカーのより安全な
自動車の開発を促し、安全な車の普及を促進することを目的としているも
のです。
平成20年度も15車種を対象に比較試験を実施する予定としており、
11月26日に前期に試験を行った6車種分について結果を発表しました。
(平成20年度前期分:
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000191.html)
自動車アセスメントは、平成7年に、フルラップ前面衝突試験とブレー
キ試験を実施し、その結果を「自動車安全情報」として取りまとめて公表
したのが最初で、平成11年に、名称を「自動車アセスメント」に変更しま
した。
その後、平成11年に側面衝突試験、平成12年にオフセット前面衝突試験
を追加し、平成12年度に、評価結果をより分かり易くするために、3つの
衝突試験(フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験及び側面衝突
試験)の結果を基に、試験車の衝突安全性能を6段階(☆~☆☆☆☆☆☆)
で評価する衝突安全性能総合評価を導入しました。
さらに平成15年度からは歩行者頭部保護性能評価を行うなど事業の充実
を図っており、平成20年度も、側面衝突試験時のサイドカーテンエアバッ
グの展開状況の評価を新たに追加しています。
国土交通省とNASVAでは、今後とも本事業を通して、より安全な自
動車の普及に努めてまいります。皆様も、自動車を購入される際には、是
非、自動車アセスメントを参考にしていただきますようお願いします。
※自動車アセスメントと同様に、チャイルドシートの子供の保護性能や使
用性について評価を行ったチャイルドシートアセスメントも公表しており
ますので、こちらも参考にして下さい。
<フルラップ前面衝突試験>運転席と助手席にダミーを乗せた試験車を、
時速55kmでコンクリート製の障壁(バリア)に正面衝突させる試験。
<オフセット前面衝突試験>運転席と助手席にダミーを乗せた試験車を、
時速64kmでアルミハニカムに運転席の一(車幅の40%)を前面衝突させ
る試験。
<側面衝突試験>運転席又は助手席にダミーを乗せた静止状態の試験車の
側面に、重さ950kgの台車を時速55kmで衝突させる試験。
<ブレーキ性能試験>自動車を乾燥路面及び湿潤路面において時速100km
から急制動をかける試験。
<歩行者頭部保護性能試験>人の頭部を模擬したダミー(頭部インパクタ)
を試験車のボンネットなどに向けて時速35kmで衝突させる試験。
【自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメントのホームページ】
国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/NASVAのホームページ
http://www.nasva.go.jp/mamoru/index.htmlNASVAの携帯サイト mobile
http://www.nasva.go.jp/mobile/index.html