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2008/12/10 第58号
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◆現場レポート
○3万トンの函で未来つなぐ!(近畿地方整備局大阪港湾・空港整備事務所)
沈めて埋めるトンネルを知っていますか?今、大阪港で「まち」と「みな
と」が一つになるような空間づくりが進められています。それを実現するの
が大阪湾に浮かぶ人工島、咲洲(さきしま)、夢洲(ゆめしま)、舞洲(まいし
ま)を道路と鉄道で結ぶ計画で、道路と鉄道の機能を併せ持った、海底トン
ネル工事のことです。(まち⇔咲洲を結ぶ咲洲トンネルは完成)
咲洲と夢洲を結ぶ「夢咲トンネル」の工事は、大阪港湾・空港整備事務所
が担当しています。海底トンネルといっても、通常の穴を掘っていくシール
ドマシンを使った工法ではなく、あらかじめ陸上で作った8個の沈埋函(ち
んまいかん)と呼ばれる函を沈め、海底でつなぎ合わせていきます。海底に
掘っておいた溝に函を沈め、その上に土砂を載せて埋めるので「沈埋(ちん
まい)トンネル工法(※)」と呼ばれています。
※ http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/kobegicyo/sekkei/tinmai.html
工事期間中は、海上交通を始め「安全第一が大原則」と細心の注意が払わ
れ、工期が夏期に重なると、コンクリート打設時の難題「暑さと品質管理」
との戦いが繰り広げられます。また、東南海・南海地震などの大きな地震に
対応するため、新しい「可とう性継手構造(クラウンシール継手と呼ばれる
硬質性のゴムを函と函との間に設置)」により、大きな変形を吸収することを
可能とし、最新技術を駆使した取り組みで一層のトンネルの安全性確保にも
力を注いでいます。
函は、造船ドックで鋼鉄の殻とコンクリートなどで作られた、高さ8.6m、
幅35.4m、長さ100m、重さ3万tの巨大なもので、これが海底に沈められま
す。内部は、想像以上に天井が高く、真ん中の鉄道部分は線路を引くだけの
構造となっています。
夢咲トンネルができあがると、咲洲、夢洲、舞洲の人工島が全てつながり、
移動距離や時間が大幅に短縮され大阪港周辺の主要施設と「まち」が一体化
された新しい空間が創り出されます。活気があふれる未来都市の誕生は間も
なくです!
※詳しくは、大阪港湾・空港整備事務所のHPをご覧ください。
→ http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/osakaport/
◆新着情報[12月10日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○主要建設資材月別需要予測<1月分>
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo14_hh_000044.html
○下水道グローバルセンター(仮称)設立準備会の発足について
http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000041.html
○造船造機統計速報(平成20年10月分)
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho05_hh_000040.html
○社会資本整備審議会建築分科会第15回基本制度部会の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000061.html
○第5回「人間重視の道路創造研究会」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000044.html
○第3回「21世紀生活圏研究会」開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000007.html
○「世界海抜ゼロメートル都市サミット」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000121.html
○水災害リスク評価手法検討WG(第1回)の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000120.html
◆募集してます
【パブリックコメント(意見公募) 12月10日公表】
○空港機能施設事業者の指定基準(案)に関するパブリックコメントの
募集について
http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/cab01_pc_000004.html