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2009/ 1/22 第82号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2政策クローズアップ
「交通分野における地球環境・エネルギーに関する大臣会合」
3お知らせ
・テレビ放送番組のご案内(1/25(日)放送)
◆政策クローズアップ
○「交通分野における地球環境・エネルギーに関する大臣会合」
国土交通省は、気候変動・大気汚染問題に対する交通分野の国際的な取組を
促進するため、先週、東京で、「交通分野における地球環境・エネルギーに関
する大臣会合」を開催しました。本会合は、世界の交通分野CO2排出量の約7割
を占める主要国の交通担当大臣と関係国際機関の代表が一堂に会し、大臣宣言
という形で、世界に向けて政治的意思を表明した初の会合となりました。
大臣会合は、1月15日から2日間、東京都内のホテルで開催されました。会合
冒頭では、麻生内閣総理大臣から、「地球に暮らす我々一人ひとりに対して、
この星を守るための責任ある行動が求められております」と挨拶がありました。
その後、主催者である金子国土交通大臣からも開会挨拶が行われ、1日半にわた
る議論が幕を開けました。
会合では、気候変動・大気汚染問題について、参加国・機関の知見や施策の紹
介・意見交換が行われ、特に、国際的な連携・協調の必要性について積極的な議
論が繰り広げられました。
その結果、交通分野からの力強いメッセージとして、次の内容を盛り込んだ大
臣宣言が採択されました。
(1)交通分野からの温室効果ガス・大気汚染物質の排出削減に向けて、「低炭素・
低公害交通システムの実現」という長期ビジョンを共有し、各国が協調して
取り組むこと
(2)長期ビジョンの実現に向けて、各国の一層の取組に加え、効果的な途上国支
援が不可欠であり、ベストプラクティス(優良事例)の共有やキャパシティビ
ルディング(途上国の能力向上)等に関する国際連携・協力を強化すること
(3)国際航空・国際海運分野については、それぞれ専門の国際機関であるICAO
(国際民間航空機関)やIMO(国際海事機関)における検討を加速すること
(4)更なる国際連携・協力の強化に向けて、今後も参加各国・国際機関による対
話を継続していくこと
なお、本会合の議長は、金子国土交通大臣が務め、経済社会状況が大きく異な
る参加各国間の議論の集約に尽力しました。また、加納国土交通副大臣からは、
トップランナー基準による自動車の燃費改善など、日本の優れた取組を紹介する
とともに、本会合を契機として、日本としても途上国での効果的な排出削減対策
に積極的に貢献していきたい旨のメッセージを発信しました。
今後とも、本会合の成果を更なる国際的な取組強化につなげるべく、大臣宣言
の具体化、関連する国際枠組における取組等を強力に推進していくこととしてい
ます。特に、我が国としては、独自の取組として会合後に発表した、交通環境分
野における途上国に対する支援パッケージに基づき、同分野における途上国の行
動計画策定などを多面的に支援していきます。
◆お知らせ
○テレビ放送番組のご案内
放送局:NHK教育テレビ
放送日時:1月25日(日)午後6時~7時
番組名:「日曜フォーラム」
※「歴史まちづくり法施行記念シンポジウム」について(取材協力)