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2009/ 1/23 第83号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2募集してます
・パブリックコメント(意見公募)
3編集長だより「55年目の節目」
◆新着情報[1月23日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
今朝の閣議で、今国会に提出する法律案のうち、最初の3本が決定されま
した。「奄美群島振興開発特別措置法及び小笠原諸島振興開発特別措置法の
一部を改正する法律案」、「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関す
る法律等の一部を改正する法律案」及び「独立行政法人気象研究所法案」です。
このうち、道路の法案は、新聞等でもよく話題になっていますが、昨年、
政府・与党で決まった「道路特定財源の一般財源化」を具体化するものです。
ガソリンにかかる「揮発油税」は昭和24年にできたものですが、昭和29
年からは、毎年その税収を道路整備費に充てる「特定財源」とされてきまし
た。今回の法案は、その根拠となる法律の規定を削除する等の措置を盛り込
んでいるものです。この法律が成立すると、50年以上の長きにわたり続い
てきた道路特定財源制度が、21年度から廃止されることになります。
昭和29年がどんな年だったか、調べてみました。まだ終戦の傷も癒えな
いこの年、映画「ゴジラ」の第1作が公開されています。初代ゴジラは、東
京に上陸、国会議事堂を叩き壊すなど、市街地を破壊します。観客動員数
900万人を超える大ヒットとなりました。
実はこのときのゴジラの身長は50m。ゴジラは大半のビルを見下ろす設
定です。なぜかというと、当時は建築基準法の「絶対高さ制限」で、建物の
高さが最高31mに抑えられていたのです。
その後、「もはや戦後ではない」と言われたのが昭和36年。この頃から高
度経済成長期と言われます。31mの高さ制限は昭和38年以降の改正でな
くなり、「超高層ビル」が数多く建設されました。ちなみに、このためかゴ
ジラは順次巨大化され、平成のゴジラは身長100mとなっています。
このような経済成長と、その後の様々な経済社会基盤を支えた道路整備で
すが、一般財源化された後は、ニーズに応じて毎年の予算が査定されること
になります。このことについて、今朝の定例記者会見で、金子国土交通大臣
は、「戦後の道路行政を支えた1つの大きな枠組みが変わる、日本の行政シ
ステムの大きな変革」だと語りました。また、今後は、「交通需要予測も下
がっている中、優先順位を考えながら道路整備を進めていく」と話されてい
ます。まさに、行政が大きな節目を迎えていることを感じた次第です。