ダム事業は、国民の生命と財産を守るために知事をはじめ関係者の合意のも
とに進めてきましたが、先般、熊本県の川辺川ダムや滋賀県の大戸川ダムに関
して、関係知事から以前と異なる方針が表明されるなど、ダム事業の進め方の
問題点が提起されました。
このように、事業の特性上、長期間かからざるを得ないダム事業を対象とし
て、時間の経過等に伴って関係者の意見の変化があった場合に、水害等から国
民の生命や財産を守る責務を有する河川管理者としてどのように対応するべき
か検討するなど、これまでのダム事業一般のプロセスを検証するため、国土交
通省に金子国土交通副大臣をチーフとする「ダム事業プロセス検証タスクフォ
ース」を設置し、1月22日に第1回会合を開催しました。
タスクフォースのメンバーは次の通りです。
(1)学識経験者(50音順、敬称略)
伊藤和明(NPO法人防災情報機構会長)、岡田光正(広島大学大学院工学
研究科物質化学システム専攻教授)、片山善博(慶應義塾大学法学部教授)
岸由二(慶應義塾大学経済学部教授)、木村孟(独立行政法人大学評価・学位
授与機構長)、櫻井敬子(学習院大学法学部教授)、角哲也(京都大学大
学院経営管理研究部/工学研究科社会基盤工学専攻准教授)、山田正(中
央大学理工学部教授)
(2)国土交通省
金子副大臣、西銘政務官、事務次官、技監、竹歳国土交通審議官、官房長、
総合政策局長、関技術審議官、河川局長、政策統括官(政策評価)
第1回会合は、タスクフォースのメンバー全員に加えて、金子国土交通大臣
も出席し、自由闊達に議論がなされましたが、学識委員からは、河川法に基づ
く河川整備計画策定時の手続きや合意形成手法のあり方、社会情勢等が変化し
た場合の対応、地方財政問題などに関して、多岐にわたる貴重なご意見をいた
だきました。
国土交通省としては、今回いただいたご意見を踏まえ論点を整理するととも
に、今後の検証作業を進め、年内を目途に、検証結果をとりまとめることとし
ています。
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