国土交通省メールマガジン

国土交通省メールマガジン 平成21年1月27日

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                                2009/ 1/27  第85号
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◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
 2地域情報スクエア「今も活躍する近代化遺産」
 3行事案内
  ・「平成20年度 雪崩防災シンポジウム」

◆新着情報[1月27日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○平成20年度国土交通省関係第2次補正予算の配分について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo01_hh_000018.html

○平成20年度第2次補正予算等に係る国土交通省所管事業の執行に関する
 通達について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo05_hh_000017.html

○平成20年度観光地域づくり実践プラン(従来型)の実施地域について
 ~2地域を選定~
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000010.html

○平成20年7月~9月分の不動産の取引価格情報の公表について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/land03_hh_000026.html

○リコールの届出について
  http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall09/recall_.html

○自主改善の実施について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000240.html

○日本・ベルギー航空当局間協議の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000050.html

○日本・タイ航空当局間協議の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000051.html

○日インドネシア気候変動適応セミナーの開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000034.html

◆地域情報スクエア
○今も活躍する近代化遺産 ~90年の歴史を誇る横利根閘門~

 横利根閘門(よことねこうもん)は、霞ヶ浦と利根川を連絡する横利根川の
利根川合流口に、利根川出水時による霞ヶ浦沿岸の氾濫を防止するとともに、
高水時といえども舟運に支障をきたさない構造を目的として、大正3年に着工、
7年後の大正10年に完成した閘門です。閘門とは、水位が異なる川と川の間
に設置し、船が就航できるように水位を調節する施設をいいます。

 江戸時代にまで遡ると、当時、江戸(現:東京)までの交通・運搬は主に舟
を利用していました。しかし、鹿島灘沖や房総沖が荒れて海上は危険なため、
舟は、那珂湊から那珂川や北浦を通り、銚子からのルートと同様に利根川を上
り、江戸川を下り江戸に出る安全なルートを運航するようになり、沿岸の河岸
はにぎわいました。 

  閘門は、大正当時、就航していた船舶の中でも最大だった「通運丸」や「銚
子丸」などが就航できるように長さ300尺(90.9m)、幅員36尺(10.9m)
の大きさに建設されました。わが国最大級のレンガ造閘門で、280万個もの
レンガが使われました。

 大小8枚の門扉があり、大扉は一枚で高さ 7.3m、幅 6.1m、重量 23.7t、
小扉でも高さ 5.2m、幅 6.0m、重量 12.9tもあります。門扉の開閉は、開閉
機の「ハンドル」を人力で回していました。総工費は、当時の金額で約72万
円ですが、現在の貨幣価値で一概には言えませんが、現在の企業物価指数で大
正当時の1151.94倍とすれば、約8億3千万円の総工費となるようです。

 長年の洪水に耐え、腐食するなど老朽化が進んだため、平成6年に自動化工
事(電動化)と併せ、文化遺産としての価値を後世に伝えるために復元工事を
行いました。

 平成12年には、この閘門の技術的水準が高く、日本最大級の複閘式閘門で
あり、土木技術史上レンガ造り閘門の代表的建築物として評価され、国指定重
要文化財となりました。今もなお現役で動いています。

 現在、横利根閘門の周辺は、船着き場や多目的広場がある、ふれあい公園(
千葉県香取市、稲敷市管理)として整備され、家族連れや釣り客の憩いの場所
となっています。また、平成18年には日本の歴史公園100選にも選ばれま
した。ふれあい公園は、さくらの名所でもありますので、ぜひ、皆さまも一度
お越しください。

関東地方整備局ホームページ: http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/infra/001.htm

◆行事案内
○「平成20年度 雪崩防災シンポジウム(1/29~30)」を開催します

 「中山間地域の防災と雪国のくらし」をテーマに、特別講演(小松由佳 様・
クライマー)、基調講演(伊藤 驍 様・国立秋田高専名誉教授)やパネルディ
スカッションを通じて、防災に対する個人の意識や雪崩から身を守り安全で
安心して暮らせる地域づくりを考えることを目的として、今年度は秋田県北
秋田市で開催されます。1/30(金)には現地での研修会も予定しています(参
加:無料)。詳細はホームページをご覧ください。

国土交通省ホームページ: http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000129.html
秋田県ホームページ: http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1227758434062&SiteID=0

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