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2009/ 2/13 第97号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(2月10日付)
・人事異動(2月13日付)
2お知らせ
・審議会議事録等の掲載情報
3編集長だより
◆新着情報[2月13日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○第2回「不動産における「環境」の価値を考える研究会」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/land03_hh_000031.html
○第3回下水道膜処理技術会議の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000050.html
○第20回国土交通省独立行政法人評価委員会鉄道建設・運輸施設整備支援
機構分科会の開催及び傍聴について
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo05_hh_000002.html
○第3回「事業用自動車に係る総合的安全対策検討委員会」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000011.html
○中国鉄道部との意見交換及び第4回日中航空政策対話の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo06_hh_000012.html
【大臣会見要旨】
○金子大臣会見要旨(平成21年2月10日付)
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin090210.html
【人事異動】
○国土交通省人事異動(平成21年2月13日)
http://www.mlit.go.jp/about/h20jinji.html
◆お知らせ
【審議会議事録等の掲載情報】
○交通政策審議会陸上交通分科会自動車交通部会タクシー事業を巡る諸問題
に関する検討ワーキンググループ 第12回議事録
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s304_taxi01.html
○交通政策審議会気象分科会 第12回議事概要
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s302_kishou01.html
◆編集長だより「まちづくり」
広報課長 渋谷 和久
広島県福山市に「鞆(とも)の浦」というところがあります。最近、新聞
やテレビで報道されることが多くなった地名です。
古くは万葉集にも歌われている港町で、現在でも古い街並みや江戸時代か
らの港の姿を残しており、最近ではアニメ映画「崖の上のポニョ」の監督が
構想を練るために滞在したことでも知られています。
一方で、まち中の道路は狭くてすれ違いも容易でなく、下水道の整備も難
しいなど、様々な問題も抱えており、こうした問題を解決するため、県と市
で、道路整備などの埋め立て事業を計画中です。
事業の推進を望む人たちと、反対する人たちがそれぞれいる中で、金子国
土交通大臣は、この問題について記者会見などで「鞆の浦の貴重な歴史、文
化を残すことの重要性を踏まえ、県や市は、今の資産をどうやって良いもの
にしていくかというプランを作って、反対している方々と広く話し合いの場
を設けるべき」との意見を表明しています。昨日は、民放のニュース番組の
インタビューも受けました。
メルマガ読者の方から、これに関連して、まちづくりに直接民主主義を導
入したらどうか、というご意見を頂戴しました。
私は、若い頃、留学先のアメリカで、中西部の人口10万人ほどの市でし
たが、日本で言う都市計画審議会に参加したことがあります。夜7時頃から
始まり、まちづくりの様々な問題について、侃々諤々、夜中まで議論する姿
に驚かされました。
欧米の都市計画は非常に規制が厳しく、基本的に現状維持。現状を変えよ
うとすると、必ず都市計画を変更しなければなりません。その変更にあたっ
ては、上に書いたとおり侃々諤々の大議論をしますが、皆が納得すれば柔軟
に変更するダイナミズムを持ち合わせています。まさに議論をするために、
あえて規制が厳しい計画にしているのではないかと思いました。
我が国でも、「まちづくり3法」とよばれる都市計画法、中心市街地活性
化法を改正して、全面施行から1年がたちました。この改正は、大規模な集
客施設の立地に関して、多くの場合に都市計画の変更を必要とするもので、
念頭にあったのが、上記のようなダイナミズム。まちづくりについて、地域
で大いに議論してほしい、ということです。
鞆の浦はじめ、各地で「まちづくり」についての話し合いが活発になされ
ることを期待しています。