国土交通省メールマガジン

国土交通省メールマガジン 平成21年3月4日

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                                 2009/ 3/ 4 第110号
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◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
    ・大臣会見要旨(2月27日、3月3日付)
  ・事務次官会見要旨(2月26日、3月2日付)
 2現場レポート
   東京湾「海洋環境事務所」を目指して
 3お知らせ
  ・さくらの開花予想(第1回)
    ・審議会議事録等の掲載情報
 4募集してます
  ・パブリックコメント(意見公募) 


◆新着情報[3月4日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○国土審議会土地政策分科会企画部会国土調査のあり方に関する検討小委員
 会(第1回)の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/land06_hh_000003.html

○平成20年度航空機等購入費補助金(運航費関係)の交付決定について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab04_hh_000020.html

○北海道周辺離島における地域活性化方策に関する懇談会(第3回)の開催
 について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/hok07_hh_000006.html


【大臣会見要旨】
○金子大臣会見要旨(2月27日、3月3日付)
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin.html


【事務次官会見要旨】
○春田事務次官会見要旨(2月26日、3月2日付)
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/jimujikan.html


◆現場レポート
○東京湾「海洋環境事務所」を目指して(関東地方整備局 千葉港湾事務所)

  当事務所では、東京湾の水質向上を目指した環境再生を中心とした事業の
展開のほか、物流拠点となる千葉港・木更津港の多目的国際ターミナルの整
備などを行っています。今回は環境を中心とした業務についてご紹介します。

 近年の東京湾は、環境に配慮する意識の高まりもあり、一時期に比べると
水質環境は徐々に改善しているものの、東京湾奥部では依然として赤潮や青
潮が発生するなど改善が進んでいません。こうしたことから、当事務所では
東京湾奥部における水底質改善対策として「東京湾海域環境創造事業(通称:
シーブルー事業)」を実施しています。

 このシーブルー事業では、平成17年、18年度の2年間にわたり、浦安市付
近の海域において、東京湾口航路のしゅんせつにより発生する良質な土砂を
利用して海底面を覆うことにより、底質環境の改善を図る「覆砂(ふくさ)」
を実施しました。

 現在は、5カ年計画によりモニタリング調査を行っています。覆砂後約2
年が経過している現在においても、底質から溶け出す窒素・リン等の量が抑
制され、覆砂による効果が持続していることが確認されています。そして底
質改善の効果は、底生生物の種類及び個体数の増加という結果に表れはじめ
ています。

 モニタリング調査では、このような覆砂による直接的な効果や、覆砂地盤
の安定性(沈下や流出など)の推移などの観察も行いながら、今後より効果
的な覆砂を行うための方向性などを検討していく予定です。

 また、千葉港葛南中央地区で進めている多目的国際ターミナルの整備では、
全国で初めて人工海底などの環境空間を設けた「環境共生型」構造を設置し、
生物生息のモニタリングを実施しているほか、夏場に海中の栄養塩を吸収し
大量発生するアオサの系外除去対策や、浅場の造成による生物生息環境の再
生など、東京湾の各地で水環境再生への取組みを進めています。

 水環境再生への取組みはまだ始まったばかりで、確実なマニュアルなども
ないことから、今後も地道な成果を着実に積み重ねていく必要があります。

 さらに「東京湾海洋環境整備事業」として、清掃兼油回収船「べいくりん」
で東京湾内の一般海域約850Km2の浮遊ゴミの回収を日々行い、東京湾の広域的
な環境の維持・向上に努めています(油の回収は緊急時のみ)。

 「ベイ(湾)をクリーンにする」という意味が込められた「べいくりん」は、
普段は広い東京湾内の航海のため、人目に触れることはほとんどありませんが、
海のゴミを回収するという特殊性から、東京湾の環境を守るエキスパートとし
て各種メディアにもたびたび紹介され、継続的に実施している見学会では非常
に好評を得ています。(千葉港湾事務所ホームページ「べいくりん」:
 http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/chiba/bay.htm

 今後はこの「べいくりん」を通して、多くの人に少しでも海の環境に関心を
持ってもらえたらと考えています。

 当事務所では、平成14年12月に関東地方整備局内で初となるISO14001(※)の
認証を取得し、環境マネジメントシステムの運用に取り組むなど、環境対策を
中心としたさまざまな事業を推進することにより地域貢献を図り、「海洋環境
事務所」として、地域の安全・安心を確保する組織を目指し積極的な事業展開
を行っていきます。

 平成20年度事業概要: http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/chiba/download/h20d%20chiba.pdf

※国際標準化機構(ISO=International Organization for Standardization)
によって1947年に制定された「環境マネジメントシステム」の国際規格です。
このシステムは組織の活動によって生じる環境への負荷を低減していくための
「組織的な仕組み」のことをいいます。

 運用の方法としてPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)を導入し、認証
取得後も環境への負荷低減を継続して行うことを特徴としています。


◆お知らせ
○さくらの開花予想(第1回)

 本年のさくら(ソメイヨシノ)の開花は、東日本・西日本で平年より早い
地点が多い見込みです。第2回目以降の予想発表は、毎週水曜日14時に気象
庁ホームページ( http://www.jma.go.jp)で公開いたしますので、是非ご利
用ください。 


【審議会議事録等の掲載情報】
○交通政策審議会海事分科会第18回 議事録
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s302_kaiji01.html


◆募集してます
【パブリックコメント(意見公募) 2月28日 公表】
○「航空機に係る不具合の報告通報について」(平成18年9月28日付国空機
  第710号)の一部改正に係るパブリックコメントの募集について
   http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/cab11_pc_000006.html

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