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2009/ 4/14 第138号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(3月31日、4月3日付)
2地域情報スクエア
「人道の港 敦賀ムゼウム」
~港には心温まるドラマがあります~ (福井県敦賀市)
3お知らせ
・審議会議事録等の掲載情報
・合同庁舎に緑のオアシス、「屋上庭園」を公開いたします
◆地域情報スクエア
○「人道の港 敦賀ムゼウム」
~港には心温まるドラマがあります~ (福井県敦賀市)
福井県のほぼ中央、日本海に面する港町敦賀は、古代から大陸文化の玄関口
として栄えてきました。
近代になると、交通の要衝である敦賀には、日本海側で最初に鉄道が開通し
ます。明治32年(1899)に開港指定されると、ロシア・朝鮮半島・中国といっ
た対岸諸国と定期航路が開設されるなど、日本海側の主要な国際港湾都市とし
て発展していきました。
昨年3月、敦賀港の史実を紹介する資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」が、
敦賀港金ヶ崎緑地休憩所にオープンしました。
敦賀港は、明治32年に正式な開港場として指定され、新橋~敦賀直通の
「欧亜国際連絡列車」が運転されるなど、シベリア鉄道によるヨーロッパの
玄関口とされていました。
第二次世界大戦が始まると、多くのポーランド系ユダヤ人難民が、ナチスの
迫害から逃れるため、敦賀港に上陸しました。その当時、リトアニア領事代理
だった杉原千畝(ちうね)(1900~1986年)は、人道的立場から日本通過が可能と
なるビザを発給し、多くの難民を救ったという史実が残っていますが、この
資料館の名称である「人道の港 敦賀ムゼウム」は、こうしたことが由来とな
っています。ちなみに「ムゼウム」とは、ポーランド語で「資料館」を意味し
ます。
この資料館が開館に至った経緯は、平成18年度に、国土交通省港湾局が港
を核として観光振興を図る「みなと観光交流促進プロジェクト」のモデル港に
敦賀港を選定したことから始まります。同港がこのプロジェクトのモデル港に
選定されると、地元では産学官からなる「敦賀港みなと観光交流促進協議会」
を発足させ、社会実験として「人道の港 敦賀」をテーマに、パネル展を開催
しました。
このパネル展がことのほか好評で、来館者や市民の方々から、一時的な展示
ではなく、常設による展示を強く求められました。このため、協議会では展示
内容をさらに充実させ、常設の展示施設「人道の港 敦賀ムゼウム」を開館す
ることとなりました。
オープン時の記念式典では、故人の妻 幸子さんの「多くの人が訪れ、命の
大切さが伝えられるよう願っています」とのメッセージも紹介されました。
敦賀にお越しの際は、ぜひ「人道の港 敦賀ムゼウム」へお立ち寄りくださ
い。きっと心温まる感動が待っています。
○合同庁舎に緑のオアシス、「屋上庭園」を公開いたします
都市におけるヒートアイランド現象の緩和や、良好な自然的環境の創出など
の観点からも求められる緑化の推進。その手法として、屋上緑化が注目されて
います。
既存の建築物の屋上に、「人と環境に優しい緑の空間」を創り出す技術の紹
介や、普及啓発を図ることを目的として、今年度も国土交通省(霞が関合同庁
舎第3号館)の屋上庭園を公開いたします。事前のお申し込みが必要です、詳
細はホームページをご覧ください。
※詳細:
http://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000026.html