国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成21年8月24日

MLIT mail magazine◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
                         2009/8/24 第227号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
MLITメルマガでは、新着の報道発表資料のほか、皆さまの生活に役立つ
情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
                      
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇MLIT mail magazine
◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
 2国土交通セミナー
    ICタグを活用したコンクリートの偽装防止策に向けて
    ~国総研がトレーサビリティ確保技術に関する共同研究を開始~
 3お知らせ
  ・審議会議事録等の掲載情報
 4募集してます
  ・国土地理院のシンボルマークを大募集

◆新着情報[8月24日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○河川・道路管理用光ファイバの民間事業者等による利用に係る平成21年度の募集について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo20_hh_000011.html
○平成21年度地域経営推進事業の選定について(二次募集)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kokudo05_hh_000027.html
○平成21年第2四半期地価LOOKレポートについて
  http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/land04_hh_000033.html
○社会資本整備審議会道路分科会 第30回基本政策部会の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/road04_hh_000010.html
○高齢者居住安定化モデル事業の提案の募集(平成21年度第2回)の開始について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000022.html
○一級建築士の懲戒処分について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000122.html
○第4回 「将来の航空交通システムに関する研究会」の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab13_hh_000025.html
○北海道における建設業の将来像に関する検討委員会(第2回)の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/hok07_hh_000011.html
○第12回国土交通省独立行政法人評価委員会の開催及び傍聴について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu05_hh_000011.html

◆国土交通セミナー
○ICタグを活用したコンクリートの偽装防止策に向けて
  ~国総研がトレーサビリティ確保技術に関する共同研究を開始~
 昨年6月、本来使用が認められていない材料を混入させた生コンクリート
が出荷され、マンションや戸建住宅の建設に使用されていた事実が発覚しま
した。この偽装事件は大きな社会問題となり、コンクリート製造分野におけ
るトレーサビリティ(※)確保の重要性が強く認識されるようになりました。
※「トレース」(追跡する)と「アビリティ」(可能なこと)を合わせた造語。
 「追跡可能性」などと訳される。製品などの生産・流通履歴を明確にする
 ことでその製品の安全性等を証明することができる。
 この再発防止に向け、国土技術政策総合研究所では、ICタグを活用してコ
ンクリートの製造から現場への運搬、荷卸し、施工に至る履歴情報を管理す
る仕組みの構築を目指し、官学民共同研究を8月から開始しました。共同研
究の参加機関は、広島大学、建築研究所のほか、東京都、神奈川県、茨城県、
千葉県、埼玉県の各生コンクリート工業組合です。研究期間は2012年3月まで
です。
 ICタグとは、書き込み可能なICチップと小型アンテナを内蔵した荷札です。
近年、食品産業や流通産業を中心に広く使われるようになりました。ICタグ
への情報の読み書きは、専用機器を使用して無線通信によって行われます。
ICタグをコンクリート中に埋め込んだ場合、空気中よりも通信距離が短くな
りますが、読み書きが可能であることが実証されています。
 本研究では、製造工場名、原材料(セメント、骨材など)、配合計画、実
際の計量値、責任者などの初期情報を記録したICタグを製造過程のコンクリ
ートに投入し、現場での受入れ検査や施工後の検査などで発生した新たな情
報をICタグに追記する技術を開発します。このトレーサビリティ確保技術に
よって、次のようなメリットが期待できます。
(1)一度コンクリート中に入れたICタグを取出すことは困難なので、情報
  の改ざん防止になります。(ICタグ内の情報については、追記のみ可能
  であり、変更や消去は不可能な仕組みを考えています。)
(2)履歴情報がコンクリート自身に保存されるため、紛失することがあり
  ません。保証書のような役割も果たします。
(3)建物において、どの部分のコンクリートが、どこの工場から出荷され
  たものか明確にわかります。大きなマンション建設など複数の生コン工
  場から出荷されたコンクリートを使用した場合、容易に識別が可能です。
(4)万が一、瑕疵が発生した場合、原因究明、保証責任、補修材料・方法
  の選定に役立ちます。
(5)受入れミスの防止をはじめ、施工の合理化・省力化につながる利用も
  期待できます。
 その一方で、偽った情報を記録しないように、第三者によって監視・管理
する体制づくりも必要です。このような仕組みについても、本研究で検討す
る予定です。
 また、トレーサビリティ確保技術による効果を現場で検証するため、実際
の生コン製造設備を使って、製造、出荷、荷卸し等を行うフィールド実験も
計画しています。
 報道発表資料: http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/20090806.pdf

◆お知らせ
【審議会議事録等の掲載情報】
○社会資本整備審議会環境部会・交通政策審議会交通体系分科会環境部会
 第12回合同会議
  http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s103_kankyo01.html

◆募集してます
○国土地理院のシンボルマークを大募集!!
 私たちの生活の中で、最近、地図などの測量で得られる情報をはじめ、「ど
こ」という位置を示す情報や場所に関連する情報の活用が急速に広まり、生活
に無くてはならないものになってきています。この情報は地理空間情報と呼ば
れ、今後一層有効活用されることにより、国民が安心して豊かな生活を営むこ
とができる経済社会の実現が可能になることから、平成19年には測量法の改正
や地理空間情報活用推進基本法の制定が行われたところです。
 国土地理院では、このような地理空間情報に係る国民のニーズや近年の社会
情勢の変化に鑑み、基盤地図情報の整備などの新たな基本測量の実施と地理空
間情報活用のための環境整備等を推進するため「基本測量に関する長期計画」
を本年6月に策定し、国全体の地理空間情報の整備とその活用を率先して進め
ています。
 また、平成21(2009)年は、国土地理院の前身機関である庶務司戸籍地図掛
が明治2(1869)年民部官に設置されてから140周年、さらに、国土地理院が
所管する測量法が昭和24(1949)年に制定されてから、ちょうど60周年とい
う記念すべき年でもあります。
 そこで、これらを契機として、国民の皆様に測量と地図への理解を一層深め
ていただくとともに、国土地理院の役割と取組に関してより親しみを持ってい
ただけるよう、国土地理院のシンボルマークを作成することといたしました。
シンボルマークは、国内外の会議やイベント会場、ホームページや公表資料、
刊行物(地図等)、封筒その他を通して幅広く活用される予定です。国土地理
院の役割がイメージでき、これからの国土地理院にふさわしく、親しみの持て
るようなシンボルマークを募集いたします。
 どなたでも応募できますので、募集要領をご覧の上、ぜひご応募ください!
(応募期間は、10月2日(金)まで)
 詳しくは ⇒ 国土地理院ホームページ http://www.gsi.go.jp/
 

ページの先頭に戻る