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2009/9/17 第245号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2国土交通セミナー
土砂災害に対する警戒避難のポイント
~土砂災害警戒避難事例集の作成について~
3募集してます
・パブリックコメント(意見募集)
◆国土交通セミナー
○土砂災害に対する警戒避難のポイント
~土砂災害警戒避難事例集の作成について~
今年は、7月21日に山口県防府市で発生した土砂災害をはじめ、各地で
土砂災害が多発しています。すでに日本全国で、905件もの土砂災害が発
生し、23名の尊い命が失われています(9月4日現在)。土砂災害は被災し
たときの死亡率が高く、自然災害による死者のおよそ40%を占めています。
土砂災害による犠牲者を少なくするためには、着実な施設整備とそれを補
う警戒避難体制の整備などのソフト対策の充実が必要です。砂防部では平成
19年4月に、土砂災害に対する警戒避難の考え方を示した「土砂災害警戒避
難ガイドライン」を作成しました。その後、本ガイドラインについて、市町
村の方から、取組みのポイントや取組み事例などを紹介した資料を作成して
ほしいという要望を多くいただきました。
そこで、都道府県や市町村の協力をいただきながら先進的な取組みを紹介
した「土砂災害警戒避難事例集」を作成し、9月7日に記者発表するとともに
砂防部のウェブサイトで公開しました。ここでは、この事例集について紹介
します。
◇自治体の防災担当者がすぐに使える事例を集めました
防災担当者が土砂災害の警戒避難体制の整備を進めようとするとき、疑問
に感じる項目を取り上げるように努めました。
・例えば、「災害時要援護者関連施設の利用者を安全に避難させたい!」、
「避難勧告を確実に伝えたい!」、「住民が快適に避難できる避難所を確保
したい!」など、より具体的な要望に対する対策のポイントを示しました。
・被災した市町村の声(課題)を記載し、その原因を分析するとともに、取
組みのポイントを一枚にまとめました。次ページでは参考となる取組み事
例を紹介しています。
・さらに都道府県、市町村、住民がそれぞれ果たすべき役割についても分か
りやすく記載するとともに、「土砂災害警戒避難ガイドライン」との対応
関係が分かるように工夫しました。
◇チェックリストを活用ください
巻末には、取組みのポイント一覧を掲載しました。これらのポイントにした
がって、一度、自らの地域の土砂災害に対する警戒避難体制を確認してみてく
ださい。足りない部分については、必要な対策を検討ください。
◇犠牲者ゼロを目指し、事例集の改善に協力を
事例集は、より優れた取組みにより、さらに充実したものとなります。土砂
災害に対する先進的な取組みを実施している市町村などの情報がありましたら
砂防部までご紹介をお願いします。