国土交通省 メールマガジン 平成21年11月17日
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2009/11/17 第283号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2地域情報スクエア
・日本最古の石井閘門(宮城県石巻市)
3お知らせ
・「アイランダー2009」開催 ~島へ行こう!島で暮らそう!~
◆地域情報スクエア
○日本最古の石井閘門(宮城県石巻市)
宮城県石巻市を流れる一級河川旧北上川と二級河川北上運河の接点に位置す
る「石井閘門(いしいこうもん)」は、日本最古の単純合掌戸の門扉を持つ煉
瓦・石造の西洋式閘門、船舶通過用水位調節施設です。
時の明治政府により、東北地方の産業振興等を目的とした国家的プロジェク
ト「野蒜(のびる)築港事業」の一環として建設されました。
閘門は、明治11年10月8日に起工式が行われ、着工から2年10か月を
経た明治13年7月に完成。石井閘門の名は、当時の内務省土木局長 石井省
一郎(いしいしょういちろう)の名前にちなんで名付けられたものです。
施設は全体延長が50.35m、水位調節時の停船場となる石造の閘室(こ
うしつ)、門扉を収容し閘室の旧北上川側に接続する煉瓦造の閘頭部(こうと
うぶ)、そして閘室の北上運河側に接続する閘尾部(こうびぶ)からなってい
ます。
竣工当時のゲートは木製で、昭和41年に鋼製に更新されましたが、現在で
も煉瓦造りや石積み(石巻産の稲井石を使用)はほぼ原型のまま、閘門本体は
建造当時のまま残されており、現在でも航行することができます。旧北上川と
運河を通航する際に使用されるとともに、旧北上川の洪水氾濫を防ぐ水門の機
能も兼ねた、現役の河川管理施設です。
明治期から大正期にかけて全国に建造された近代閘門の先駆けとして、その
土木技術の水準の高さを現代に伝えるものとして評価され、貴重な歴史的建造
物「石井閘門」は平成14年5月23日、国重要文化財に指定されました。
普段、皆さんが何気なく目にしている公共施設には、歴史の重みを感じさせ
るものが少なくありません。晴れた日に、風情のある発見の旅(お散歩?)に
出かけられてみてはいかがでしょう。
◆お知らせ
○「アイランダー2009」開催
~島へ行こう!島で暮らそう!~
今年も全国の島々が集まる「島の祭典『アイランダー2009』」を11月21日
(土)~22日(日)の2日間、池袋サンシャインシティ文化会館で開催しま
す。毎年来場者は1万人を超え、「見たい!知りたい!」の好奇心が会場を
盛り上げてくれます。
島の美しい自然や独自の歴史・文化に惹かれませんか?
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今回のアイランダーでは、島の魅力を体験する情報や島での求人情報な
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