国土交通省 メールマガジン 平成21年12月21日
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2009/12/21 第306号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2国土交通セミナー
「第5回東京都市圏パーソントリップ調査(交通実態調査)の集計結果」
3お知らせ
・年末年始の高速道路の料金割引及び渋滞予測
◆国土交通セミナー
○第5回東京都市圏パーソントリップ調査(交通実態調査)の集計結果
国土交通省関東地方整備局と都県・政令市を中心に構成している東京都市圏
交通計画協議会では、平成20年10月から11月にかけて「人の動き」を調
査する「第5回東京都市圏パーソントリップ調査(交通実態調査)」を実施し、
約34万世帯、約73万人の方から調査票を返送いただきました。この度、調
査データ(サンプル)の拡大集計結果(サンプルを都市圏に居住する全ての人
の動きに拡大したもの)の概要がまとまりましたのでお知らせします。
パーソントリップ調査とは、都市圏に居住している人を対象に、「どのよう
な人が」「いつ」「何の目的で」「どこから」「どこへ」「どのような交通手
段で」移動したかについて調査し、平日の一日のすべての移動を捉えるもので
す。この調査データをもとに、都市圏の交通実態を総合的に把握・分析し、都
市圏の望ましい交通体系のあり方を検討します。欧米諸国でも実施されている
調査手法です。
東京都市圏では、10年に一度の周期で継続的に調査を実施しており、昭和
43年度の第1回調査以降、昭和53年度、昭和63年度、平成10年度に続
き、平成20年度の調査は5回目の調査になります。
<集計結果概要>
平成10年に実施した前回調査結果と比較すると今回の特徴は以下の5点で
す。
[1]都市圏全体のトリップ数(移動量)は、都市圏人口の増加に伴い約7%
増加
[2]1人一日当たりの平均トリップ数(生成原単位)は高齢者のトリップ数
の増加に伴い増加傾向
[3]目的別構成率は外出先からの私事活動が大きく増加
[4]平均移動時間は増加傾向。特に業務活動、私事活動で増加傾向が大きい
[5]代表交通手段別分担率は、自動車利用率が減少し鉄道利用率が増加。地
域別では都市部で、目的別では通勤、業務でその傾向が見られる
なお、自動車利用の変化については、都心部の人口増加、鉄道整備の進展や
調査時期がガソリン価格の高騰期にあったことなどの影響が考えられます。今
後これらの社会経済状況を精査し、分析を行う予定です。
◆お知らせ
○年末年始の高速道路の料金割引及び渋滞予測
年末年始の高速道路の料金割引につきましては、意見募集を行いました結果
を踏まえ、以下のとおり実施いたします。
■物流への影響を考慮し、交通が集中しないよう、12月26日(土)と27日(日)は
平日の割引を適用します。
※休日の割引(休日特別割引等)は適用されません。
■1月4日(月)と5日(火)には、例年、1月2日(土)と3日(日)に集中する交通を
分散するため、休日の割引を適用します。また、物流にも配慮し、中型車、
大型車、特大車については平日の割引も適用します。
年始の1月2日と3日は各地で長い渋滞が多く発生すると予測している一方で、
1月4日と5日は、比較的渋滞が少ないと予測しています。渋滞を避け、休日の
割引が適用される4日、5日両日の分散利用をお願いします。