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2010/3/3 第351号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2現場レポート
鬼怒川の新名所「竹あずまや」誕生!
~地域と連携した伐採木の利活用を展開~
3お知らせ
・海上交通低炭素化促進事業費補助制度説明会を開催します
◆新着情報[3月3日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○自動車運送事業用環境対応車の買い換え・購入に対する補助制度の申請の
受付再開について(お知らせ)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha01_hh_000014.html
○海賊対処法に基づく護衛対象船舶について(21.7.28~22.2.28まで)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji02_hh_000048.html
○総合評価方式の活用・改善等による品質確保に関する懇談会(第2回)の
開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000074.html
※観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料は、以下の
URLからご覧いただけます。
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index22.html
運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h22/index.html
◆現場レポート
○鬼怒川の新名所「竹あずまや」誕生!
~地域と連携した伐採木の利活用を展開~
(関東地方整備局 下館河川事務所)
河川内の樹木には、洪水の流下の阻害となるなど、治水上問題となったり、
河川巡視の視認が困難となる、ゴミの不法投棄の温床となるなど、河川管理
上の支障となっているものがあります。
このため、自然環境に配慮しつつ、計画的に伐採を行っていますが、伐採
した樹木は、有償処分してしまうのではなく、階段やベンチなど河川を利用
する人に優しい川づくりに活用したり、椎茸等の栽培用の原木として、小学
校の学習活動などに利活用しています。
昨年度は、利活用を推進するため、ロングベンチを河川利用の多い場所に
試験設置し、アンケート調査を実施しましたが、大変好評であった反面、日
陰施設の要望も寄せられました。
今回、間伐材の有効利用を推進するNGO「とち木゛の会」の協力を得て、
宇都宮市桑島地先の「きよはら水辺の楽校」を望む堤防上にあずまやを試験
設置しました。
あずまやの製作にあたっては、真岡工業高校建築科の生徒さん10人が建
築実習として参加し、大工さんの指導の下、2日間、朝から夕方まで精力的
かつ熱心に作業を行い、全国で一つだけの風情のあるあずまやを作ってくれ
ました。
あずまやは、二重野地板構造(※)切妻タイプで、親柱、梁、屋根に伐採木
を利用し、他は間伐材を利用しています。また、ベンチ、テーブル、竹垣も
伐採木を利用していますので、経費的にも通常の1/3程度ですみました。
※屋根の下地となる板材(野地板)を二重にし、間に空気の通り道を設け
て熱気や湿気を排出する。
製作に携わった生徒さんからは、「貴重な経験として、こんなプロジェク
トに参加できて大変うれしい」「伐採木の再利用は、無駄をなくすことにつ
ながり、環境にいいと思う」「自分たちの造った建物が実際に役に立つのは
うれしい」といった感想が寄せられました。
また、完成したあずまやは、「鬼怒川・小貝川の伐採木の利活用に関する
検討会」で自治体にも紹介され、好評でした。
当事務所では、伐採木を有効利活用することにより、「伐採コストの縮減」
「河川行政への理解向上」「防災意識の向上」「地域の活性化促進」を目的
としたこのような取り組みを「パートナーシップwithリバー」プロジェクト
の一貫として、沿川自治体18市町と検討会を組織し、地域と協働・連携し
ながら行っています。
■関東地方整備局下館河川事務所: http://www.ktr.mlit.go.jp/shimodate/
◆お知らせ
○海上交通低炭素化促進事業費補助制度説明会を開催します
船舶運航事業者、船舶貸渡業者及び内航海運業者を対象とした「海上交通
低炭素化促進事業費補助制度」に関する説明会を、各ブロックで開催します。
申し込み、詳細は、お近くの地方運輸局等のホームページをご覧ください。
■説明会の日程: http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk3_000007.html