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2011/5/18 第643号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・副大臣会見要旨(5月16日)
2東日本大震災における対応状況等
・地盤沈下に伴う大潮満潮前後における浸水・冠水にご注意下さい。
・交通機関の復旧状況
3行政手続法に基づく意見公募(5月18日公表分)
4現場レポート
明石海峡の船舶「安全運航講習会」を開催
~小型漁船の船長が大型船操船を疑似体験~
◆新着情報[5月18日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○建設技能労働者の人材確保のあり方に係る検討会の開催(第5回)
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo14_hh_000205.html
○サービス付き高齢者向け住宅整備事業の募集開始
http://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000058.html
○第1回「首都圏の地下鉄道の浸水防止対策協議会」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000023.html
○交通政策審議会第43回港湾分科会の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/port01_hh_000070.html
○第3回「港湾局関係公共事業評価手法研究委員会」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/port01_hh_000069.html
【池口副大臣会見要旨(平成23年5月16日)】
http://www.mlit.go.jp/report/interview/ikeguchihukudaijin110516.html
※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
は、以下のURLからご覧いただけます。
国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html
◆東日本大震災における対応状況等
○地盤沈下に伴う大潮満潮前後における浸水・冠水にご注意下さい。
※大潮により注意を要する期間:5月16日(月)~22日(日)
http://www.mlit.go.jp/mobile/keitai-kisho.html
○交通機関の復旧状況
[1] 本日(18日)午前10時現在の各施設等の復旧率は次のとおりです。
・JR常磐線84%(原発規制区間66.8kmを除く)
・港湾40%(暫定利用可能岸壁数 148バース/373バース)
[2] 交通機関の運転再開予定など、震災復興に向けた動きをお知らせ致します。
<5月19日>
・JR石巻線(前谷地駅~石巻駅)運転再開予定
<5月下旬>
・JR仙石線(東塩釜駅~高城駅)運転再開予定
<7月中旬>
・ひたちなか海浜鉄道(勝田駅~阿字ヶ浦駅)運転再開予定
・仙台空港線(名取駅~美田園駅)運転再開予定
○応急仮設住宅関連情報
応急仮設住宅の着工・完成状況や入居の募集状況など、各自治体へのリンク
を掲載しています。
http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_kasetu.html
○国土交通省の取組概要
http://www.mlit.go.jp/common/000138602.pdf
○災害情報 東日本大震災への対応(総括)
http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_110311.html
○交通・住まいなど国土交通省の対応状況詳細
http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_top.html
◆意見募集
【行政手続法に基づく意見公募(5月18日公表分)】
○「低炭素都市づくりガイドライン【資料編】(案)」に関する御意見の募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155110403&Mode=0
◆現場レポート
○明石海峡の船舶「安全運航講習会」を開催
~小型漁船の船長が大型船操船を疑似体験~
(神戸運輸監理部海上安全環境部)
毎年2月下旬から約1ヶ月間、明石海峡を挟んで大阪湾から播磨灘の海域で
は新子(イカナゴの幼魚)漁が解禁となります。新子は、朝早からの出漁によ
って昼過ぎには店頭に魚が並び、その新鮮な新子を求めて多くの人々が集まり
ます。醤油・砂糖・生姜などで炊き上げる「くぎ煮」(佃煮)は、家庭で炊く
量も半端ではなく、ご近所へのお裾分けや遠方の親戚への贈答も盛んな、地域
限定の食材です。
このシーズンは、明石海峡付近に多数の新子漁の小型漁船が出漁するため、
海峡を航行する大型船からは、レーダー画面に小型漁船の影(映像)が雲霞(
ウンカ)のごとく映り、進む航路がないといわれているようです。
このような状況の中、小型漁船と大型船が安全に操業あるいは航行するため
には、双方が相手側の事情を理解し合うことが必要です。しかし、今までは小
型漁船の安全講習と、大型船のそれが別々に行われてきました。そんな折りに、
大型船の船長から「小型漁船の船長らに大型船の操船をみてほしい」といった
提案があり、神戸市漁協や海技大学校の協力を得て、今回初めて、小型漁船の
船長らが大型船の操船などを体験して頂く「安全運航講習会」を開催しました。
漁シーズン前の2月1日、講習会には、兵庫県漁連の呼びかけで神戸市漁協
などの小型漁船の船長ら20人が参加されました。海技大学校の教授より小型
漁船の衝突(海難)事例を紹介する講義のあと、同校の操船シミュレータを使
用した航行訓練を実施しました。
操船シミュレータでは、全長320m、排水量25万8千総トンの大型タン
カーを大阪湾側から明石海峡へ向けて、様々な船舶や操業中の漁船を交わしな
がら進めます。小型漁船が本船前を横切り、船首の死角に入って隠れると、漁
船までの距離を確認することが難しくなり、教授から「本船の船首の死角は3
00m。小型漁船までの操船距離は約100m」との解説に、漁船の船長から
感嘆とも恐怖ともとれる言葉が漏れていました。
視点を切り替え、漁船側から大型タンカーを見た映像になると、画面一杯に
映った大型タンカーが現れ、「これはしょっちゅうある映像だ!」といった声
とともに、大型船の操舵室では緊張が走っていることを理解された様でした。
大型船から小型漁船に対する「汽笛」は、「航路を開けなさい」という意味
よりも、危険を早く知らせて「本船に注目して欲しい」という意味が込められ
ていることが、教授より説明されました。
漁船の船長からは「大型船の舵はなかなか効かないとは聞いていたが、それ
を実際に感じることができて、今後の安全操業に役立つと思う。」といった感想
がありました。
神戸運輸監理部では海難事故防止のため、引き続き、このような「安全運航
講習会」を開催していきたいと考えています。
■神戸運輸監理部ホームページ: http://wwwtb.mlit.go.jp/kobe/