国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成23年8月18日

MLIT mail magazine◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
                          2011/8/18 第708号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
MLITメルマガでは、新着の報道発表資料のほか、皆さまの生活に役立つ
情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
                      
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇MLIT mail magazine

◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
 2東日本大震災における対応状況等
  ・震災からの事業の復旧、経営の再建に取り組む建設企業を応援します
    ~リーフレットと「建設企業のためのホットライン」のご案内~ 他
 3政策クローズアップ
  鉄道駅ホームにおける転落防止対策の進め方
  (ホームドアの整備促進等に関する検討会「中間とりまとめ」)
 4お知らせ
  ・「空の日」関連行事のご案内


◆新着情報[8月18日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○第9回 高速道路のあり方検討有識者委員会の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000198.html

○平成23年度 木のいえ整備促進事業補助金交付申請の受付期間の変更
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000275.html

○川下り船の安全運航の徹底
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000038.html

※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html


◆東日本大震災における対応状況等
○震災からの事業の復旧、経営の再建に取り組む建設企業を応援します
  ~リーフレットと「建設企業のためのホットライン」のご案内~
 東日本大震災からの事業の復旧、経営の再建に取り組む建設企業を応援する
ため、建設企業に対する資金繰りや雇用関係の支援施策、情報提供窓口等の情
報をまとめ公表しています。また、「ホットライン」では、経営・資産状況の
把握、債権債務関係の再整理や、中長期的な経営計画などについて、中小企業
診断士・弁護士などの専門家による電話での情報提供やアドバイスを行ってい
ます。ぜひご利用下さい。
 ■ http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/const/sosei_const_fr2_000006.html
  (PDF形式(印刷用): http://www.mlit.go.jp/common/000142868.pdf

○応急仮設住宅関連情報
 応急仮設住宅の着工・完成状況や入居の募集状況など、各自治体へのリンク
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_kasetu.html

○交通・住まいなど国土交通省の対応状況詳細
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_top.html


◆政策クローズアップ
○鉄道駅ホームにおける転落防止対策の進め方
(ホームドアの整備促進等に関する検討会「中間とりまとめ」)

 鉄道駅のホームからの転落事故や、列車との接触事故の防止効果の高いホー
ムドア等の必要性が高まっていることから、本年2月、「ホームドアの整備促
進等に関する検討会」を設置し、国土交通省と各鉄道事業者の間で知見を情報
交換して共有しなから検討を進めてきました。これまでに実施した、鉄道事業
者や学識経験者、視覚障害者団体、一般利用者やホームドア製造・開発メーカー
からのヒアリングやアンケート調査を参考にしつつ、検討会での議論等を踏ま
え、今後のホームにおける転落防止対策の進め方について、中間とりまとめと
して整理しました。

1.転落防止対策を優先して実施すべき駅の考え方
 視覚障害者の利用や整備要望が多い駅については、その理由を把握・整理し、
ホームの状況等を勘案したうえで、対策の内容や優先度を検討することが望ま
れます。
 ホームからの転落事故やホームでの列車接触事故は、平成14年度から21年度
の間に1,253件発生しており、その約8割が一日の利用者数が1万人以上の駅で
発生しています。このうち、一駅当たりの事故発生件数では、利用者数が10万
人以上の駅が最も多く(1.82 件/駅)、5万人~10万人以上の駅(0.75件/駅)
の2倍以上、1万人~5万人以上の駅(0.28件/駅)の6倍以上発生しています。
 このことから、利用者1万人以上の駅に転落防止対策を講じた場合、約8割
の事故の抑止効果が見込まれ、特に利用者数10万人以上の駅は、一駅当たりの
事故発生件数が多いことから、優先して転落防止対策を実施することが望まれ
ます。

2.ホームドア等の転落防止対策の進め方
 転落防止対策を優先して実施することが望ましいと考えられる駅における整
備の進め方は、基本的には次の通りです。
 [1] 利用者1万人以上の駅では、内方線付き点状ブロックの整備を可能な限
  り速やかに実施するよう努めること。
 [2] 利用者10万人以上の駅では、ホームの混雑度や形状といった状況を勘案
  しつつ、ホームドアもしくは可動式ホーム柵、又は内方線付きJIS規格対
  応の点状ブロックの整備を優先して速やかに実施するよう努めること。
 [3] 停車する車両の扉位置が一定していてホームドア等の設置が可能な駅で
  は、停車時分の増加やコスト等の課題の検討を踏まえて、整備を優先する
  よう努めること。
 [4] ホームドア等の整備が困難な場合は、音声・音響・光等による列車接近
  警報装置や、係員による人的介助等の総合的な対策を可能な限り速やか
  に実施し、転落防止対策の効果をより一層高めることが望ましいこと。
 [5] 一方、ハード面の対策だけでなく、係員等に対するバリアフリーに関す
  る教育や研修等の人的対応の充実を図ることや、旅客に対する視覚障害者
  への積極的な声かけや誘導案内、マナーに関する啓発や教育活動の強化、
  視覚障害者への対策状況等に関する情報提供の充実、一般利用者自身に対
  するホームでの安全に関する啓発活動の強化等といったソフト面の対策を
  一体的に推進することが不可欠であること。

3.転落防止対策の推進に対する支援
 ホームドア等のハード面の整備は、安全かつ安心して駅を利用して頂くため
の重要な対策です。一方、ホームドア等の整備には、技術的困難さ、停車時分
の増加によるサービス低下、投資費用等の課題があり、整備を優先して速やか
に実施するためには、鉄道事業者単独の取り組みによるだけでは一定の限界が
あります。このため、国や地方公共団体による必要な支援の促進を図るよう努
める必要があります。。
 また、車両扉位置の相違やコスト低減等の課題に対応可能な新たなホームド
アの開発に取り組むことや、国、地方公共団体、鉄道事業者等の関係者が連携
して、視覚障害者の誘導案内や駅利用者自身に対するホーム上での安全に関す
る啓発活動といったソフト対策を積極的に推進するよう努めることも重要です。

 ■「第6回 ホームドアの整備促進等に関する検討会」の結果について
   http://www.mlit.go.jp/common/000163008.pdf


◆お知らせ
○「空の日」関連行事のご案内
 「空の日(9月20日)」は、戦後の民間航空再開40周年を記念して平成4年に
制定されました。より多くの皆さまに航空に対する理解と関心を深めていただ
くため、「空の日」と「空の旬間(9月20日~30日)」を機会に、各地の空港
や関連施設において様々な行事を開催いたします。
 ■空の日ネット: http://www.soranohi.net/
 (2011年空港イベント情報: http://www2.soranohi.net/event/index.shtml
 ■航空保安大学校「空の日2011」のご案内(9月3日開催)
  http://www.cab.mlit.go.jp/asc/index.html

ページの先頭に戻る