国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成24年6月19日

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                          2012/6/19 第911号
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◇目 次◇
 1新着情報
    ・本日の報道発表
  ・人事異動(6月19日)
 2東日本大震災における対応状況等
 3地域情報スクエア
    地域に残る土木遺産 ~国指定史跡見沼通船堀(閘門式運河)~  
  4お知らせ                               
    復興支援・住宅エコポイントに関する重要なお知らせ
   (被災地以外の地域の予約申込受付の早期終了について)
  

◆新着情報[6月19日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○岩手県・宮城県・福島県における公共工事設計労務単価(平成24年6月)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000289.html

○山形県内の遊園地における遊戯施設の事故
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000320.html

○復興支援・住宅エコポイントに関する重要なお知らせ(予約申込受付の早期
終了について)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000374.html

○自主改善の実施(プロト ステーベース)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001102.html

○リコールの届出(ヤンマー GC221)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001100.html

○リコールの届出(ヤンマー AJ216 他)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001099.html

○金沢港港湾区域の変更
  http://www.mlit.go.jp/report/press/port01_hh_000113.html

○「第11回航空安全情報分析委員会」の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku02_hh_000044.html

○「第10回日ASEAN次官級交通政策会合」の開催(お知らせ)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo06_hh_000091.html

○石川県からの金沢港に係る港湾区域の変更同意申請事案に関する国土交通省
設置法第15条第3項の規定に該当する事案としての認定(運輸審議会)
    http://www.mlit.go.jp/report/press/unyu00_hh_000056.html

【国土交通省人事異動(平成24年6月19日)】
  http://www.mlit.go.jp/about/h24jinji.html

※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/press-2012.html
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index24.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h24/index.html


◆地域情報スクエア
○地域に残る土木遺産 ~国指定史跡見沼通船堀(閘門式運河)~

 さいたま市に残る歴史的土木遺産「見沼通船堀(みぬまつうせんぼり)」を
ご紹介します。
 現在の関東地方は、首都機能を担う日本の中枢として人口資産が集積し、日
本でもっとも発展した地域ですが、北条氏の滅亡後、豊臣秀吉によって徳川家
康が、気候温暖で豊かな三河駿河遠江地方から国替えを命じられた頃の関東地
方は、利根川、荒川をはじめ大小の河川が乱流輻そうして江戸湾に注いでいる
荒れ野であり、太田道灌(おおたどうかん)築城の江戸城もその周辺は葦の茂
る寒村であったといわれています。そこで徳川家康は、関東郡代伊奈忠治
(いなただはる)に命じて、荒川と利根川を分離し、付け替え(利根川の東遷
(とうせん)、荒川の西遷(せいせん))、江戸を水害から守るとともに荒れ地
を開発し、現在の東京、関東地方の基礎を造りあげました。また、このときに
現在のさいたま市見沼に八丁堤(はっちょうづつみ)を築き見沼溜井(みぬま
ためい)という溜め池を造って、新田開発を行ったといわれています。

 時代は下って、米の統制に苦心し米将軍といわれた徳川吉宗の時代になると、
享保の改革が行われ、財政再建のための新田開発が進められました。紀州から
呼び寄せられた伊澤弥惣兵衛(いざわやそべえ)によって見沼溜井が干拓され
ましたが、そのための用水を遠く利根川から引き、伏越(ふせこし)、掛渡井
(かけとい)等の技術によって交差する元荒川、綾瀬川を超えた後は、見沼溜
井の縁に沿って東西二本の用水を設けました。これによって、見沼溜井の跡地
は広大な新田として開発され、この用水は見沼に代わるものとして見沼代用水
(みぬまだいようすい)と呼ばれました。この用水路は、現在も見沼土地改良
区によって管理され、沿線の農地を潤しているところです。

 この見沼新田の中央を流れる芝川と見沼代用水東縁(ひがしべり)、西縁
(にしべり)を結ぶ運河が見沼通船堀です。この運河によって、利根川から江
戸湾までの舟運が可能となり、江戸と代用水周辺の村々間で盛んに物資のやり
とりが行われました。
 見沼代用水と芝川との間には3メートルの水位差があるため、2カ所の関を
設け水位を調節しながら船を上下させて通船する工夫がなされました。このよ
うな閘門式(こうもんしき)運河といえば、1914年に開通したパナマ運河が
有名ですが、原始的(閘門の開閉も船の牽引も人力)で、規模小なりとはいえ
同様の構造の運河が土と木と石の材料(まさに築土構木―土木そのもの)で、
すでに江戸時代中期享保16年1731年に造られていたのです。

 見沼通船堀は、昭和初期にはその役割を終えましたが、浦和市教育委員会
(現さいたま市教育委員会)による平成6年度からの4年間の整備事業によって、
東縁一の関・二の関、西縁一の関が復元され、毎年八月には、通船の実演も行
われています。水上交通史に造詣の深い皇太子殿下におかれましては、平成18
年に現地に行啓されているところでもあります。
 全国各地にはこのような先達の努力による土木遺産がたくさんあります。
ハイキングがてらに訪ねてみてはいかがでしょうか。


◆お知らせ
○復興支援・住宅エコポイントに関する重要なお知らせ
 (被災地以外の地域の予約申込受付の早期終了について)
 復興支援・住宅エコポイントについては、本年1月よりポイントの発行申請
の受付を開始していますが、被災地以外の地域については、予算額に達する
見込みの本年7月中旬から下旬頃にも予約申込受付を終了します。
 被災地については、引き続き本年10月末をめどに予算額に達するまで予約
申込を受け付けます。
 つきましては、被災地以外の地域を対象とする予約申込の受付終了方法を
ホームページに掲載しましたので、これから申請される方はご覧ください。
 また、予約可能ポイント数の最新状況は、復興支援・住宅エコポイントの
ホームページにおいて随時最新の情報を公表しておりますので、そちらの情
報もよくご確認していただくようお願いします。

 ■復興支援・住宅エコポイントホームページ
  (ホームページはすでに閉鎖されています。)

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