【令和8年3月18日】 令和8年地価公示を公表しました
3月18日に、令和8年地価公示(1月1日時点の地価)を公表しました。
令和7年1月からの1年間の地価動向は、全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも5年連続で上昇し、全用途平均・商業地は上昇幅が拡大しましたが、住宅地は前年と同じ上昇幅となりました。
<令和8年地価公示で特徴的な動きを示した地点の紹介>
【長野県白馬村】
○ 白馬-1 (令和8年標準地地価:27,400円/㎡ 変動率:R7 29.6%→R8 33.0%)地価上昇率(住宅地)全国1位
○ 白馬5-1(令和8年標準地地価:40,300円/㎡ 変動率:R7 33.0%→R8 35.2%)地価上昇率(商業地)全国3位・県1位
白馬村は、長野県北西部、北アルプスの麓に広がる自然豊かな地域であり、四季を通じて良好な住環境を有しています。冬季にはスキー、夏季には登山を目的とした観光客が訪れる国際的な山岳リゾートとして知られています。近年はパウダースノーを求める外国人観光客が増加し、令和6年には令和元年以降で最多の観光客数を記録するなど、地域活性化が進んでいます。
こうした観光需要の高まりにより、スキー場周辺や白馬駅前では、高級ホテルや複合施設の整備が進み、周辺住宅地においても利便性の向上がみられます。自然環境に囲まれた静穏な居住環境である一方、商業施設や宿泊施設の充実により生活利便性も向上しており、定住者・移住者の双方にとって魅力ある住宅地となっています。
住宅地は、国内富裕層や外国人による別荘やコンドミニアム需要が旺盛で、国内外からの資本が流入している状況にあり、白馬村の平均変動率は22.8%(19.8%)と高い地価上昇が継続しています。
商業地は、観光客数の増加により、ホテル・店舗需要が旺盛で、白馬5-1(商)は35.2%(33.0%)と高い地価上昇が継続しています。

長野県白馬村「エコーランド大通り」
【大阪市中央区】
○ 大阪中央5-20(令和8年標準地地価: 4,600,000円/㎡ 変動率:R7 14.6%→R8 19.5%)地価上昇率(商業地)大阪圏5位・府2位
○ 大阪中央5-18(令和8年標準地地価:15,300,000円/㎡ 変動率:R7 11.6%→R8 13.3%)価格順位(商業地)大阪圏5位・府5位
○ 大阪中央5-41(令和8年標準地地価:14,100,000円/㎡ 変動率:R7 13.0%→R8 15.6%)価格順位(商業地)大阪圏7位・府7位
大阪市中央区に位置する心斎橋駅周辺は、江戸時代から続く心斎橋筋商店街をはじめ、御堂筋沿いに立ち並ぶ高級ブランド店や大型商業施設が集積するエリアとして発展してきました。国内外の来街者数は年々増加傾向にあり、駅周辺は昼夜を問わず多様な客層でにぎわいを見せています。
また、駅西側には若者文化の発信地であるアメリカ村が広がり、ファッション・アート・音楽を中心とした多様な店舗が集まることで強い集客力を維持しています。周辺には道頓堀や戎橋など日本を代表する観光地も徒歩圏内に位置しています。
国内外の来街者数が増加し、旺盛な消費活動によって店舗の収益性が高まっていることから、引き続き店舗需要は強い状況です。こうした状況を背景に、中央区の商業地の平均変動率は15.5%(14.2%)と大阪市の中で最も高い上昇率を示しています。

大阪市中央区「心斎橋駅周辺」
【北海道・千歳市】
○ 千歳-19(令和8年標準地地価: 112,000円/㎡ 変動率:R7 22.9%→R8 19.1%)地価上昇率(住宅地)北海道2位
○ 千歳5-3(令和8年標準地地価:245,000円/㎡ 変動率:R7 42.9%→R8 44.1%)地価上昇率(商業地)全国1位
○ 千歳9-1(令和8年標準地地価: 13,800円/㎡ 変動率:R7 27.8%→R8 20.0%)地価上昇率(工業地)全国3位・道1位
千歳市は北海道の中南部、石狩平野の南端に位置し、自衛隊基地や新千歳空港を有する地域です。大手半導体メーカーであるラピダスが市内での、次世代半導体工場の建設を令和5年2月に発表し、令和7年4月には試作ラインの稼働を開始しており、令和9年の量産化を目指しています。「千歳市将来ビジョン」では、建設企業や装置メーカーの従業員の滞在増加に加え、ラピダス及び関連企業の従業員とその家族の転入による人口増加が進むと見込んでいます。
従来から自衛隊や空港関係者を中心とする安定した住宅需要により地価は堅調に推移していましたが、ラピダスの進出を契機として賃貸マンション用地をはじめ、事務所・ホテル・店舗用地への需要が非常に旺盛となっています。この結果、千歳市の商業地の平均変動率は29.7%(37.8%)と高い地価上昇が継続しています。
また、住宅地は、利便性の高い駅周辺に限らず、その他の地区でも共同住宅用地としての需要が堅調であることから、千歳市の平均変動率は6.8%(6.0%)と地価上昇が継続しています。

北海道千歳市「千歳駅周辺」
令和8年地価公示の詳細はこちら
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000043.html
令和8年地価公示のプレスリリースはこちら
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00074.html