(問)商船三井のタンカーが海賊に襲われた事件で関係各国との調整もあったと思いますが、今回なぜ日本が海賊の身柄の引き渡しを受けることになったのか、また想定されている移送までの段取りというものがあると思いますが、それについて今具体的にお話できることがあればお聞かせください。
(答)関係国、アメリカも含めて日本国として対応について協議をしているところであります。
いずれにしても、調整が済んで引き渡しが実施されれば海上保安庁から記者発表をさせたいと思います。
したがいまして、現段階では、先日お話をした状況でございまして、いろいろマスコミさんの方で先行して報道されておりますが、正式にそれが決定して以降、改めて海上保安庁長官等から記者発表させていただきたいと思います。
(問)明日、九州新幹線が全線開通しますが、そのことについての受け止めと、改めて未着工区間についての対応をお願いします。
(答)地域の皆さんには御心配をおかけしましたが、明日開通することになりました。
九州というのは、非常に魅力がある地域でもございますし、単に日本国内の皆さんだけではなく、アジア、世界の方々にもこの新幹線の開通を契機として大いに九州に行っていただきたいと思います。私としては観光の面で大きく寄与する、それも先ほど申し上げましたように日本国内の観光客だけでなく、アジア、世界の方々についてもこの開通を契機に大いに九州の素晴らしい歴史や伝統というもの、あるいは地域というものを堪能していただけるような形で使われることを期待しております。
また、ダムの課題、高速道路の課題ということがありますが、もう一つの課題がこの未着工区間の課題であります。
今朝も打ち合わせを行いましたが、この課題についてどう取り組むかということについては、取りまとめを事務的にやっておりますので、ピッチを上げて、この方針にどう取り組むのかということ、私自身も状況を把握しながら今後どういう形で進めるかということについても詰めていきたいと思います。
(問)関空と伊丹の統合法案を閣議決定されたということですが、改めて、統合に向けてどういうスタンスで進めていくのかお願いします。
(答)この統合の問題ですが、単に統合するだけでなく、統合することによって、より経営の強化や空港の活用が広がり、今関西圏も様々な形で動きが活発化しておりますので、その中核としての、オープンスカイということの位置付けがより鮮明になり、日本はもとよりアジア、世界に開かれた航空行政の一つの基軸になるように期待したいと思います。
(問)菅総理の資金管理団体が在日韓国人の方から政治献金を受け取っていた疑いが浮上しましたが、前原外務大臣がお辞めになった問題と非常に似ていると思うのですが、大臣のお考えをお聞かせ下さい。
(答)このことについては、後ほどの委員会でもお話があると思いますが、その中で総理の方からお答えになると思います。
(問)海洋政策本部の件ですが、大臣の方から御発言はされたのでしょうか。
(答)私が進行役でございました。日本は世界で6番目の海洋国家でありますし、その地下資源を有効に活用するという意味で、新たな視点で海洋資源に関する法律を作るわけであります。
これを活かして、日本の未来に対してしっかりとした基盤が築かれるように期待したいと思います。