4.3.3.1.1 tran:Road

4-150

型の定義

一般交通の用に供する場所。道路法第3 条に示された道路の種類及び建築基準法第42 条の定義を含む。
道路の延長方向は、以下の場所で区切る。

  • 交差部(四差路、多差路及び三差路)

  • 道路構造の変化点(トンネル、橋梁)

  • 位置正確度(地図情報レベル)や取得方法

tran:Road に含まれるtran:TrafficArea 及びtran:AuxiliaryTrafficArea は、同一路線に含まれなければならない。
同一のLOD において、連続する道路の境界は一致しなければならない。

LOD1における道路の取得例
LOD2における道路の取得例
LOD3における道路の取得例
  • 属性tran:functionは、コードリスト(Road_function.xml)より選択する。

  • 属性tran:usageは、コードリスト(Road_usage.xml)より選択する。

上位の型

tran:TransportationComplex

ステレオタイプ

<< FeatureType >>

継承する属性

属性名

属性の型及び多重度

定義

gml:description
[ _Feature ]

gml:StringOrRefType [0..1]

都市オブジェクトの概要。

gml:name
[ _Feature ]

gml::CodeType [0..1]

都市オブジェクトを識別する名称。文字列とする。

gml:boundedBy
[ _Feature ]

gml::Envelope [0..1]

都市オブジェクトの範囲及び適用される空間参照系。
CityModelの場合のみ必須とする。

core:creationDate
[ _CityObject ]

xs::date [0..1]

データが作成された日。運用上必須とする。

core:terminationDate
[ _CityObject ]

xs::date [0..1]

データが削除された日。

core:relativeToTerrain
[ _CityObject ]

core::RelativeToTerrainType [0..1]

地表面との相対的な位置関係。標準製品仕様書では使用しない。

core:relativeToWater
[ _CityObject ]

core::RelativeToWaterType [0..1]

水面との相対的な位置関係。標準製品仕様書では使用しない。

tran:class
[ TransportationComplex ]

gml::CodeType [0..1]

交通の分類。コードリスト(TransportationComplex_class.xml)より選択する。航路の場合は使用しない。

tran:function
[ TransportationComplex ]

gml::CodeType [0..*]

機能の区分。使用する下位の地物型に応じたコードリストを選択する。

tran:usage
[ TransportationComplex ]

gml::CodeType [0..*]

利用方法の区分。使用する下位の地物型に応じたコードリストを選択する。

継承する関連役割

関連役割名

関連役割の型及び多重度

定義

core:externalReference
[ _CityObject ]

core:ExternalReference [0..*]

外部への参照。標準製品仕様書では使用しない。

gen:dateAttribute
[ _CityObject ]

gen:dateAttribute [0..*]

日付型属性。属性を追加したい場合に使用する。

gen:doubleAttribute
[ _CityObject ]

gen:doubleAttribute [0..*]

実数型属性。属性を追加したい場合に使用する。

gen:genericAttributeSet
[ _CityObject ]

gen:genericAttributeSet [0..*]

汎用属性のセット。属性を追加したい場合に使用する。

gen:intAttribute
[ _CityObject ]

gen:intAttribute [0..*]

整数型属性。属性を追加したい場合に使用する。

gen:measureAttribute
[ _CityObject ]

gen:measureAttribute [0..*]

単位付き数値型属性。属性を追加したい場合に使用する。

gen:stringAttribute
[ _CityObject ]

gen:stringAttribute [0..*]

文字列型属性。属性を追加したい場合に使用する。

gen:uriAttribute
[ _CityObject ]

gen:uriAttribute [0..*]

URI型属性。属性を追加したい場合に使用する。

uro:pointCloud
[ _CityObject ]

uro:AbstractPointCloud [0..1]

ポイントクラウドへの参照。

tran:auxiliaryTrafficArea
[ TransportationComplex ]

tran:AuxiliaryTrafficArea [0..*]

道路、徒歩道又は広場の場合は、これらを構成する要素のうち、交通領域の機能を補助する領域。

鉄道の場合は、鉄道用地を構成する要素のうち、交通領域(軌道)の機能を補助する領域。

航路の場合は、この関連役割は使用しない。

tran:lod0Network
[ TransportationComplex ]

gml:GeometricComplex [0..*]

各地物型により、tran:lod0Networkを以下の通り定義する。いずれも高さは0とする。 詳細な取得基準は、各地物型のLOD定義に従うこと。

  • 道路の場合は、道路の連続性を表現する線とする。

  • 鉄道の場合は、軌道中心線とする。軌道中心線は、路線ごとに作成し、路線に上下線等複数の軌道が存在する場合には、それぞれの軌道中心線を取得し、これらの組をgml:GeometricComplexとする。

  • 徒歩道の場合は、徒歩道の中心線及びこの端点と徒歩道に接続する道路のLOD0上の点を結ぶ線とする。

  • 広場の場合は、広場の中心線とする。広場の中心線は、広場の区域に含まれる道路縁又は庭園路等により示される2本の縁線の中心をつないだ線分とする。広場の中心線は、広場に接続する道路のLOD0上の点まで伸ばす。

  • 航路の区域の中心線とする。

tran:lod1MultiSurface
[ TransportationComplex ]

gml:MultiSurface [0..1]

各地物型により、tran:lod1MultiSurfaceを以下の通り定義する。
詳細な取得基準は、各地物型のLOD定義に従うこと。

  • 道路の場合は、道路縁により囲まれた道路の範囲とする。車道交差部では、隅切りを結ぶ線により区切ることを基本とする。道路両側の隅切り位置が道路延長方向に大きく異なる場合は、より交差点より遠い隅切り位置より横断方向に区切る。隅切りが無い場合は、交差する道路の道路縁の接点を結ぶ線により区切る。

  • 鉄道の場合は、一対のレールとレールとの間の範囲とし、高さは0とする。路線ごとに作成し、路線に上下線等複数の軌道が存在する場合には、それぞれのレールに囲まれた領域を取得し、これらの組をgml:MultiSurfaceとする。

  • 徒歩道の場合は、徒歩道縁に囲まれた範囲とする。車道交差部では、隅切りを結ぶ線により区切ることを基本とする。徒歩道両側の隅切り位置が道路延長方向に大きく異なる場合は、より交差点より遠い隅切り位置より横断方向に区切る。隅切りが無い場合は、交差する道の道路縁の接点をつないだ境界で車道部を区切る。高さは0とする。

  • 広場の場合は都市計画において指定された区域に一致する。高さは0とする。

  • 航路の場合は、法令により定められた航路の区域とする。航路が交差する場合は、交差する部分の四隅を結ぶ位置で区切る。

tran:lod2MultiSurface
[ TransportationComplex ]

gml:MultiSurface [0..1]

各地物型により、tran:lod2MultiSurfaceを以下の通り定義する。高さは0とする。
詳細な取得基準は、各地物型のLOD定義に従うこと。

  • 道路の場合は、道路縁により囲まれた道路の範囲とする。

  • 鉄道の場合は、道床の範囲とする。

  • 徒歩道の場合は、徒歩道縁に囲まれた範囲とする。

  • 広場の場合は広場の範囲とする。tran:lod1MultiSurfaceの範囲に一致する。

  • 航路の場合は、法令により定められた航路の区域。tran:lod1MultiSurfaceの範囲に一致する。

tran:lod2MultiSurfaceの範囲は、各地物型が参照するtran:TrafficArea及びtran:AuxiliaryTrafficAreaのtran:lod2MultiSurfaceに含まれる、すべてのgml:Polygonにより構成しなければならない。

tran:lod3MultiSurface
[ TransportationComplex ]

gml:MultiSurface [0..1]

各地物型により、tran:lod3MultiSurfaceを以下の通り定義する。
詳細な取得基準は、各地物型のLOD定義に従うこと。

  • 道路の場合は、道路縁により囲まれた道路の範囲とする。

  • 鉄道の場合は、鉄道用地の範囲とする。

  • 徒歩道の場合は、徒歩道縁に囲まれた範囲とする。

  • 広場の場合は広場の範囲とする。

  • 航路の場合は、標準製品仕様書ではtran:lod3MultiSurfaceは対象外とする。

tran:lod3MultiSurfaceの範囲は、各地物型が参照するtran:TrafficArea及びtran:AuxiliaryTrafficAreaのtran:lod3MultiSurfaceに含まれる、すべてのgml:Polygonにより構成しなければならない。

tran:trafficArea
[ TransportationComplex ]

tran:TrafficArea [0..*]

道路、徒歩道又は広場の場合は、これらを構成する要素のうち、車両や人が通行可能な領域への参照。

鉄道の場合は、鉄道用地を構成する要素のうち、車両の通行に使用する領域(軌道)への参照。

航路の場合は、構成する要素のうち、船舶が航行可能な領域への参照。

uro:tranDataQualityAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:DataQualityAttribute [1..1]

作成したデータの品質に関する情報。必須とする。

uro:tranDmAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:DmAttribute [0..*]

公共測量標準図式による図形及び注記表現に必要な情報。航路の場合は使用しない。

uro:tranFacilityAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:FacilityAttribute [0..*]

uro:tranFacilityTypeAttribute.classによって指定された分野における施設管理情報。

uro:tranFacilityIdAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:FacilityIdAttribute [0..1]

uro:tranFacilityTypeAttribute.classによって指定された分野における施設の識別情報。

uro:tranFacilityTypeAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:FacilityTypeAttribute [0..*]

特定分野における施設の分類情報。

uro:tranKeyValuePairAttribute
[ TransportationComplex ]

uro:KeyValuePairAttribute [0..*]

属性を拡張するための仕組み。コード値以外の属性を拡張する場合は、gen:_GenericAttributeの下位型を使用する。

自身に定義された関連役割

関連役割名

関連役割の型及び多重度

定義

uro:roadStatus
[ Road ]

uro:RoadType [0..1]

当該道路の状況。都市計画基礎調査の「道路の状況」の結果を付与する。標準製品仕様書では使用しない。

uro:roadStructureAttribute
[ Road ]

uro:RoadStructureAttribute [0..1]

道路構造に関する情報。

uro:trafficVolumeAttribute
[ Road ]

uro:TrafficVolumeAttribute [0..1]

車両の交通量に関する情報。