4.15.1.4.2 地下埋設物モデル(LOD3)の定義

地下埋設物モデル(LOD3)の定義として、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を示す。

4-693

地物型

空間属性の型

取得基準

取得方法

補足

LOD3

WaterPipe

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 水道管

  • 管路の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に管路の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

SewerPipe

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 下水管

  • 管路の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に管路の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

ThermalPipe

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 熱供給管

  • 管路の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に管路の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

OilGasChemicalPipe

CompositeSurface又はMultiSurface

  • ガス管

  • 管路の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に管路の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Pipe

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 直接埋設されているその他の管路

  • 管路の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に管路の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

TelecommunicationsCable

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 直接埋設されている通信ケーブル

  • ケーブルの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にケーブルの高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

ElectricityCable

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 直接埋設されている電気ケーブル

  • ケーブルの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にケーブルの高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Cable

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 単独で直接埋設されているその他のケーブル

  • ケーブルの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にケーブルの高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

CompositeSurface又はMultiSurface

  • まとまって埋設されているその他のケーブル

  • ケーブルの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にケーブルの高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Duct

CompositeSurface又はMultiSurface

  • トラフ

  • 構造物の外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に構造物の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Appurtenance

CompositeSurface又はMultiSurface

  • 弁栓類、消火栓、空気弁、その他配水弁栓、加圧ポンプ、計測施設、テレメータ

  • ガバナ、バルブ、水取器

  • 設備の主要な構造を、直方体及び円柱の組合せにより簡略化し、外形を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点に設備の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Manhole

CompositeSurface又はMultiSurface

  • マンホール

  • マンホールの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にマンホールの高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

LOD3

Handhole

CompositeSurface又はMultiSurface

  • ハンドホール

  • ハンドホールの外形(外側から見える形)を構成する面を取得する。

  • 面の各頂点にハンドホール等の高さを与える。

  • 曲面の場合は、データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるよう平面に分割する。

  • 面の位相が必要な場合、CompositeSurfaceを使用する。

必須

条件付必須

任意(ユースケースに応じて要否を決定してよい)