4.17.1.3.2 植生モデル(LOD2)の定義

植生モデル(LOD2)の定義として、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を示す。

4-749

地物型

空間属性の型

取得基準

取得方法

補足

LOD2

SolitaryVegetationObject

Solid又はMultiSurface

  • 1本1本の樹木を個々に識別する場合

  • 樹冠と樹幹をそれぞれ簡略化した立体を組み合わせた立体として表現する。

  • データセットが採用する地図情報レベルの水平及び高さの誤差の標準偏差に収まるように立体を組み合わせる。

  • ユースケースの必要が無い場合は、面の集まりとして表現できる。

LOD2

PlantCover

Solid又はMultiSurface

  • 複数の植物が混生し、個々の植物を識別しない場合

  • 植被の上方からの外周の正射影を取得する。

  • 外周を構成する各頂点に、地表面の高さを与える。

  • 植被の外周の正射影に含まれる頂点を取得し、植被の高さを与える。

  • 各頂点をつなぎ、立体を作成する。

  • 正射影に含まれる頂点は、3m以上の高さの差を表現するように取得する。

  • ユースケースの必要が無い場合は、面の集まりとして表現できる。

  • TINを作成する点群の密度は、航空写真から作成した点群の場合は16点/m2、航空レーザ点群の場合は1点/m2以上とする。

  • 点群の格子間隔は、5mを推奨する。

必須

条件付必須

任意(ユースケースに応じて要否を決定してよい)