7.2.3.3 [CRS]

[CRS]には、当該ファイルに含まれるオブジェクトの空間参照系の略称(半角数字)としてEPSGコード( https://epsg.org/home.html )を入力する。 EPSGコードは、空間参照系に与えられた固有の識別子である。標準製品仕様書で使用する空間参照系の略称を下表に示す。

7-6 — 空間参照系の略称

オブジェクトに適用される空間参照系

略称

日本測地系2011における経緯度座標系と東京湾平均海面を基準とする標高の複合座標参照系

6697

なお、標準製品仕様書第2.3版までは、高さとして標高を含むファイルと、仮想的な高さを含むファイルを識別するために、空間参照系の略称として2次元の座標参照系を示す「6668」も採用していた。

しかし、標準製品仕様書第3.0版において、応用スキーマごとにLODの定義を明確にしたこと、また、対象とするLODにLOD0も含めた。これにより、高さとして標高を含むファイルと仮想的な高さを含むファイルを識別子で区分することが不要となったため、略称として6668は削除した。

3D都市モデルの各ファイルに適用する空間参照系の略称は、「6697」に統一する。