7.2.4.2 ルートフォルダの命名規則

ルートフォルダの名称は、[都市コード]_[都市名英名]_[提供者区分]_[整備年度]_citygml_[更新回数]_[オプション]とする。

7-10 — ルートフォルダの命名規則

ルートフォルダ名称の構成要素

説明

使用可能な文字

[都市コード]

3D都市モデルを作成する範囲を識別するコード。
作成範囲が市区町村の場合は、都道府県コード(2桁)と市区町村コード(3桁)の組み合わせからなる5桁の数字とする。
都道府県の場合は、都道府県コード(2桁)とする。

半角数字

[都市名英名]

市区町村コードに対応する都道府県名又は市区町村名の英名。
英名の表記は、デジタル庁が定める「行政基本情報データ連携モデル_住所」に従う。

半角英字

[提供者区分]

データセットの提供者を識別するための文字列。
提供者が市区町村又は都道府県の場合は、以下とする。
city :市区町村
pref :都道府県
提供者が市区町村及び都道府県以外の場合は、 [事業分野]-[提供者]の組み合わせとする。
[事業分野]は、提供者の事業分野の略称であり、半角英数字の組み合わせとする。
[提供者]は、当該提供者を識別する任意の文字列であり、半角英数字とする。

標準製品仕様書で使用する事業分野の略称
unf: ユーティリティ事業
tran: 道路事業
rwy: 鉄道事業

[提供者区分]の例を以下に示す。ただし、[提供者]の部分はいずれも作成例である。
tran-mlit:国土交通省が提供する交通(道路)モデル
unf-tg:東京ガスが提供する地下埋設物モデル
tran-enexco:NEXCO東日本が整備する交通(道路)モデル
rwy-jre:JR東日本が提供する交通(鉄道)モデル

半角英数字、区切り文字(-)

[整備年度]

3D都市モデルを整備した年度(半角数字4桁の西暦)とする。
整備とは、以下の1(新規整備)に加え、2及び3を含む。
1. データセットの追加(新規整備)
2. 地物型の追加
3. 地物の追加(整備範囲の拡張、既存地物の更新)
以下の4から6は含まない。
4. 空間属性の追加
5. 主題属性の追加
6. 標準製品仕様書の改定に伴うバージョンアップ

半角数字

[更新回数]

履歴管理用に半角数字を付す。初回に作成した成果物は1とする。以降、修正等を行った場合はバージョンアップごとに数字を加算していく。
[更新回数][整備年度]ごとに加算する。[整備年度]が変わった場合は、1から開始する。

半角数字

[オプション]

成果品が複数種類作成される場合に、これらを識別する任意の文字列とする。半角英数字のみ使用可とする。成果品が1種類の場合は、_[オプション]は省略する。

半角英数字、区切り文字(-)

_

ルートフォルダ名称の構成要素同士の区切り文字

ルートフォルダル名称の構成要素同士を区切る場合には、アンダースコア(_)のみを用いる。