9.8.4 ファイル名称

ファイル名称(拡張子を除いた部分)は、[図郭コード]_[地物型]_[CRS]_[オプション]とする。

9-6 — ファイル名の構成要素

ファイル名称の構成要素

説明

使用可能な文字

[図郭コード]

ファイル単位となる国土基本図の図郭の区画名

半角英数字

[地物型]

格納された地物の種類を示す接頭辞

半角英数字

[CRS]

格納された地物に適用される空間参照系

半角数字

[オプション]

必要に応じてファイルを細分したい場合の識別子(オプション)

半角英数字。区切り文字を使用したい場合は半角のハイフンのみ。

_

ファイル名称の構成要素同士の区切り文字

ファイル名称の構成要素同士を区切る場合には、アンダースコア( _ )のみを用いる。 ファイル名称の構成要素の中を区切る場合は、ハイフン( - )を用いる。いずれも半角とする。

[図郭コード]は、ファイルの単位に対応する国土基本図の図郭の区画名とする。ファイルを分割した場合は、最も若い(左上)の図郭のコードを付与する。
[地物型]にはファイルに含まれる応用スキーマを識別する接頭辞(7-5)を付与する。

9-7 — 接頭辞

応用スキーマ

接頭辞

地下埋設物モデル

unf

[CRS]には、当該ファイルに含まれるオブジェクトの空間参照系の略称(半角数字)として EPSGコード( https://epsg.org/home.html )を入力する。 EPSGコードは、空間参照系に与えられた固有の識別子である。
地下埋設物に適用する空間参照系の略称を下表に示す。

9-8 — 空間参照系の略称

オブジェクトに適用される空間参照系

略称

日本測地系2011における平面直角座標系と東京湾平均海面を基準とする標高の複合座標参照系

下記のいずれかのコードを使用する。
10162
10163
10164
10165
10170
10166
10167
10168
10169
10170
10171
10172
10173
10174

なお、「日本測地系2011における平面直角座標系と東京湾平均海面を基準とする標高の複合座標参照系」の略称は、適用される平面直角座標系の系により、以下の通り区分されている。

9-9 — 適用される平面直角座標系の区分

略称

座標参照系

略称

座標参照系

略称

座標参照系

10162

第Ⅰ系

10167

第Ⅵ系

10172

第Ⅺ系

10163

第Ⅱ系

10168

第Ⅶ系

10173

第Ⅻ系

10164

第Ⅲ系

10169

第Ⅷ系

10174

第ⅩⅢ系

10165

第Ⅳ系

10170

第Ⅸ系

 

 

10166

第Ⅴ系

10171

第Ⅹ系

 

 

[オプション]は、メッシュ単位及び地物型単位となるファイルをさらに分割したい場合(例:ユーティリティ事業者ごとにファイルを分割する)に使用する。使用しない場合は区切り文字と共に省略する。
[オプション]を使用する場合は、オプションの文字列、適用するフォルダの名称、オプションの意味の一覧を作成する。

9-10 — オプションに使用する文字列

オプション

適用するフォルダ名

オプションの意味