本マニュアルは、3D都市モデル標準製品仕様書 第5.0版(以下、「標準製品仕様書」とする。)で使用されているCityGML及びi-URのElement、ComplexTypeの構造や内容、サンプルXMLデータを参照しやすくするためのマニュアルです。
クラス同士の関係性(関連、継承等)やデータの構造については、「3D都市モデル標準製品仕様書のオンラインマニュアル」を、詳細な仕様や形状等に関する定義については、「標準製品仕様書」をご参照ください。
また、本マニュアルを利用する前提として、UMLクラス図やXMLスキーマに関する基礎知識が必要です。これらの基礎知識を学習したい方は、「GIS標準データモデルのチュートリアル」や「XMLスキーマのチュートリアル」をご参照ください。
【オンラインマニュアルとチュートリアルの位置付け】
3D都市モデル標準製品仕様書のオンラインマニュアル
3D都市モデル標準製品仕様書のUMLクラス図、定義文書及びコードリストを対応付け、各クラスの構造と定義を参照しやすくするためのマニュアル。
XMLスキーマのオンラインマニュアル(本書)
3D都市モデル標準製品仕様書で使用されているCityGML及びi-URのElement、ComplexTypeの構造や内容、サンプルXMLデータを参照するためのマニュアル。
GIS標準データモデルのチュートリアル
3D都市モデル標準製品仕様書を活用していく上で必要となるGIS標準データモデルの基礎知識を学ぶためのチュートリアル。
XMLスキーマのチュートリアル
3D都市モデル標準製品仕様書を活用していく上で必要となるXML及びXMLスキーマの基礎知識を学ぶためのチュートリアル。
本マニュアルの画面構成について以下に示します。
① 目次:地物ごとにクラスが表示されています。内容を参照したいクラスを選択することで、コンテンツが表示されます。
② コンテンツ:各ElementやComplexTypeについて表示されます。
コンテンツの各内容については以下の通りです。
① 継承図
クラスの継承関係のみをクラス図表記しています。関連などを含めた関係性については、「3D都市モデル標準製品仕様書のオンラインマニュアル」や「標準製品仕様書」をご参照ください。
② 定義
各Element、ComplexTypeの定義を記載しています。
③ 型
Elementが持つ型を記載しています。
④ 属性/関連役割
各Element、ComplexTypeが持つ属性/関連役割を実際のXMLでの出現順に記載しています。Elementでは、標準製品仕様書上、一般的に使用されないものについては、グレーアウトされ、その先のリンクを押すことができないようにしています。
また、属性の前にアコーディオン(▶)が有るものについては、それをクリックすることで、その属性の中に階層づけられている属性を確認することが可能です。
⑤ XMLスキーマ
該当するXMLスキーマを記載しています。
⑥ XMLインスタンスのサンプル
各ElementのXMLサンプルを記載しています。ここで示すサンプルは、属性の出現順序や書き方の例を示すものであり、入力されている値が実際の地物を示しているわけではありませんのでご注意ください。また、できる限りすべての属性や関連を記載していますが、複数の属性が同時に出現しない場合など、全てを記載すると矛盾が生じることがあります。そのため、一部の属性が記載されていない場合があります。
※本マニュアルでは、座標値など記載が冗長になってしまう個所については<!--省略-->と表記しています。