6.4.5.2.4 [整備年度]

[整備年度]は、3D都市モデルを整備した年度(半角数字4桁の西暦)とする。以下の1(新規整備)から3を実施する場合は、[整備年度]を更新する。

1.データセットの追加(新規整備)
新しく3D都市モデルを作る。新規整備に該当する。

2.地物型の追加
既に建築物や土地利用等のモデルが整備されている都市において、別のモデル(例:都市設備モデル)を追加する。

3.地物の追加
①一部エリアのみ整備されている地物の整備範囲を広げる、②既に整備されている地物を削除し、削除した地物の時点よりも新しい時点の地物を新たに作る(更新)。

1

①の例:都市計画区域のみ建築物モデル(LOD1)が整備されていたが、都市計画区域外も建築物モデル(LOD1)を整備した。

2

②の例:建築物モデル(LOD1)が整備されていたが、より新しい原典資料を使用して、建築物モデル(LOD1)を整備しなおした。

以下の4から6を実施する場合は、既存の3D都市モデル[整備年度]の更新は行わず、[更新回数]を更新する。

4.空間属性(LOD0~LOD4)の追加
LOD1が整備されている地物に、LOD2やLOD3など別のLODを追加する。ただし、LOD1の修正は行わない。

5.主題属性の追加
属性の拡充や属性の更新をする。

6.バージョンアップ
標準製品仕様書の改定に伴いデータを変換する。

LOD1が整備されている場合、LOD1を修正せずにLOD2を追加した場合は4とするが、LOD2を追加した際にLOD1を修正した場合は、3の②(更新)とする。標準製品仕様書の改定による地物型の変更(汎用都市オブジェクトを使用して作成された地物を、より適した地物型に変更する)や整備範囲外の地物の削除は3とはみなさず、6に含む。この場合、[更新回数]のみを更新する。