B.3.4 gml:_Curve, gml:LineString

gml:_Curveは曲線を記述するために使用される幾何オブジェクトであり、gml:LineStringは、gml:_Curveを継承する幾何オブジェクトであり、折れ線を示す。

B-5 — 要件B-4: 曲線記述のためのgml:LineString使用

ID

/req/gm/4

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

データ製品に含まれる曲線の記述には、gml:_Curveの下位型であるgml:LineStringを使用する。

GMLには、gml:_Curveを継承する下位型として、様々な曲線を記述する型が用意されているが、3D都市モデルでは下位型のうち、gml:LineStringのみを実装の対象とする。

B-6 — 要件B-5: 妥当なgml:LineStringの条件

ID

/req/gm/5

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

妥当なgml:LineStringは、以下を満たさなければならない。

A

gml:LineStringを構成する点を、以下のいずれかの方法により記述する。

  • gml:pos又はgml:pointPropertyの順列で構成する。

  • gml:posListを用いて記述する。このとき、gml:posListには2点以上の座標値が含まれてなければならず、すべての座標値には同じ空間参照系が適用されなければならない。

B

gml:LineStringを構成する点の座標値は、始点と終点が一致する場合を除き、一意とする。

C

gml:LineStringは交差したり、重なったりしてはならない。

gml:LineStringは、2点以上の点から構成され、それらの点の順序は始点から終点までの順列になっていなければならない。始点と終点以外の点の座標が、他の点の座標と一致していてはならず、また、一つの折れ線に自己交差や重なりがあってはならない。

B-1 — エラーとなるgml:LineStringの例